サッカーという競技の特性上、選手の能力を数値化するのは極めて困難なことだ。それを承知の上で、スタッツなどを分析し、5項目に分類して数値化を試みた。ここでは初招集や復帰組が多かった10月シリーズのサッカー日本代表最新メンバーの能力値をランキング形式で紹介する。※5項目の平均値で順位づけ。平均値が並んだ場合は5項目の中でより高い数値を残している方を上とする。成績、市場価値は11月16日現在。『transfermarkt』を参照［5/5ページ］
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1位：久保建英（レアル・ソシエダ／スペイン）

生年月日：2001年6月4日
市場価値：3000万ユーロ（約51億円）
25/26リーグ戦成績：10試合1得点0アシスト
日本代表通算成績：47試合7得点16アシスト

　久保建英はハイレベルな選手が揃う日本代表の中でも随一の上手さを誇る選手だ。

　ラ・リーガで200試合以上に出場した中で磨かれた「テクニック」は「94」とした能力値に相応しい圧倒的なクオリティがある。

　常に顔を上げながらボールを持てる選手であり、相手の重心の逆を突くドリブルや複数の選手を自らに引きつけた上でのパスなど、ファイナルサードで「攻撃力」を活かした効果的なプレーでチャンスを演出するのが持ち味だ。

　効果的なポジショニングで相手のマークのズレを作るのも得意で、味方選手とのコンビネーションで多くの決定機に絡む。

　今季のラ・リーガではチーム状況の悪さや足首の怪我の影響で1ゴールに留まっているが、カットインからの内巻きのシュートも得意。

　近年は「パワー」も成長しており、簡単に倒れる機会が減った上で、縦突破からの逆足の右足でのクロスなどプレーの幅も広げている。

　そのプレーは“クオリティ”そのものであり、対強豪にも十分に通用する。

　来年に控えるFIFAワールドカップ（W杯）北中米大会で日本代表が結果を残すためには、久保の活躍が欠かせないだろう。

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