FIFAワールドカップ26欧州予選・グループF最終節、サッカーハンガリー代表対アイルランド代表の試合が現地時間16日に行われ、アイルランドが3-2で勝利した。この試合で、後半アディショナルタイム(AT)にアイルランド代表FWトロイ・パロットが劇的なゴールを決めて、チームをプレーオフに導いている。
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パロットの活躍でプレーオフに
【写真:Getty Images】
5試合を終えた時点で、2勝1分2敗(勝ち点7)でグループFでは3位につけていたアイルランド。
一方で、2位のハンガリーは2勝2分1敗であり、両チームのポイント差はわずか「1」という状況で最終節を迎えた。
本大会出場に向けてなんとしても勝ち点「3」が欲しいアイルランドだったが、3分に先制されてしまう。
15分にPKをパロットが決めて同点に追いつくも、37分にハンガリーが勝ち越しゴールを決めて、アイルランドが再び1点を追いかける展開となった。
それでも、80分にパロットのゴールでアイルランドが2-2とする。
迎えた後半AT、パロットがハットトリックを達成して、チームを勝利に導いた。
アイルランドは、GKがハンガリーのゴール前にロングボールを放り込むと、DFリアム・スケールズが相手DFとの競り合いを制して、頭で落とすことに成功する。
これに素早く反応したのがパロットだ。
ペナルティエリアの手前から飛び込んだことでフリーとなっていたパロットが右足で流し込み、ネットを揺らしている。
そのまま試合は終了し、アイルランドが3-2でハンガリーを撃破した。
なお、他会場でグループF首位のポルトガル代表が9-1でアルメニア代表を撃破したことで、アイルランドは2位となり、本大会出場権獲得を目指してプレーオフに進むことが決まっている。