サッカー日本代表は18日、ホームでボリビア代表と国際親善試合で対戦する。14日にはガーナ代表に2-0で快勝した日本は、10月シリーズのブラジル代表戦に続いて2連勝。この勢いを持続させ、来年6月に開幕を控えるFIFAワールドカップ(W杯)に向けて少しでも多くの収穫を得たいところだ。ボリビア戦のスタメンを予想する。[3/6ページ]
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WB:菅原由勢
生年月日:2000年6月28日(25歳)
所属クラブ:ブレーメン(ドイツ)
2025/26リーグ戦成績:9試合0得点
日本代表通算成績:17試合2得点
9月のアメリカ合衆国遠征以来の代表招集となった菅原由勢。先のガーナ代表戦では68分からピッチに立ち、得意のクロスを供給した。
73分に見せたグラウンダー性のボールは、彼の種類豊富なキックを垣間見るものだった。
現地時間7日に行われたブンデスリーガ第10節・ヴォルフスブルク戦では2得点に絡み、チームの逆転勝利に大きく貢献した。2点とも右サイドバックに入った菅原のクロスから生まれている。
ガーナ戦で1ゴールを含む出色の活躍を見せた堂安律とは異なる個性を持つ選手だが、それだけにボリビア代表戦で自身のスキルを十分に示せれば日本のオプションになり得るだろう。
コンディションに問題がなさそうな堂安は続けて出場する可能性があり、今回はシャドーでの起用になるかもしれない。その際、菅原がどのようなコンビを組むのか注目したい。
ボリビア戦は上田綺世に代わって小川航基がCFとしてスタメン起用されると見られるが、彼はボックス内での仕事に長けたストライカーだ。
菅原のクロスのターゲットマンとして、十分に期待できるはずだ。
WB:中村敬斗
生年月日:2000年7月28日(25歳)
所属クラブ:スタッド・ランス(フランス)
2025/26リーグ戦成績:9試合5得点
日本代表通算成績:21試合9得点
堂安律が右ウイングバックに入り、久保建英がシャドーで起用される場合、日本代表の攻撃が右サイドから組み立てられることはもはや定石と言って差し支えないだろう。
ボランチに佐野海舟がいれば、ポゼッションだけでなく即時奪回から決定機を作ることにも再現性が生まれている。
だが、鈴木淳之介と中村敬斗が配置される左サイドでも、創造性が具体的になりつつある。
先のガーナ代表戦では、得点への直接関与こそなかったが、2-0で勝利した試合の2点目は左サイドから生まれてる。
鈴木のインターセプトを中村が受け、そこから前へ推進。久保にボールが渡ると、右サイドを駆け上がる堂安に託される。相手ペナルティエリア内の右側から放たれたシュートは、GKのニアを抜いた。
定石の右サイドではなく、左から始まったショートカウンターだった。
このシーンに限らず、南野拓実ともタッグを形成してシュートまで待っていく場面も作っている。
右足から放たれる一撃の精度は、現日本代表の中でも屈指と言っていいはずだ。中村がより良い形でシュートポジションにおさまれば、それだけで日本の貴重な武器である。

