サッカー日本代表は18日、ホームでボリビア代表と国際親善試合で対戦する。14日にはガーナ代表に2-0で快勝した日本は、10月シリーズのブラジル代表戦に続いて2連勝。この勢いを持続させ、来年6月に開幕を控えるFIFAワールドカップ(W杯)に向けて少しでも多くの収穫を得たいところだ。ボリビア戦のスタメンを予想する。[4/6ページ]
——————————
MF:遠藤航
生年月日:1993年2月9日(32歳)
所属クラブ:リヴァプール(イングランド)
2025/26リーグ戦成績:4試合0得点
日本代表通算成績:71試合4得点
先のガーナ代表戦をベンチから見守った遠藤航。日本代表の2-0完封勝利の笛をピッチ外で聞いたキャプテンは、負傷の影響により10月シリーズの2試合も欠場している。
今や百戦錬磨のベテランさえスタメンを確約されておらず、ポジションと役割を同じくする佐野海舟は試合に出ればMVP級の活躍を見せる。
森保一監督には2人を共存させる考えもあるだろうが、現在の基本形である【3-4-2-1】の場合は構造上どうしても二者択一になるだろう。
システムを4バックにすればまた様々な組み合わせがあり得るが、今回はガーナ戦で出番がなかった遠藤をダブルボランチの一角に予想する。
ボリビア代表の中盤には、エクアドル1部リーグのLDUキトでプレーするガブリエル・ビジャミルがいる。ボールを奪取できる上に、ゲームを組み立てられる司令塔だ。
ネガティブ・トランジションに強みがある遠藤は、試合の要所で彼とマッチアップするはずだ。
欧州の第一戦で活躍するキャプテンが遅れを取る場面は想像しにくいが、佐野が大車輪の活躍を見せている今、どんなデュエルにも全力で臨むかもしれない。
MF:鎌田大地
生年月日:1996年8月5日(29歳)
所属クラブ:クリスタル・パレス(イングランド)
2025/26リーグ戦成績:9試合0得点
日本代表通算成績:46試合11得点
11月シリーズの鎌田大地は日本代表に帯同しているものの、コンディションへの懸念から全体練習への合流が遅れていた。
日本が2-0で勝利した14日のガーナ代表戦も欠場し、試合をピッチの外から見守った。
以前は鎌田がいなけえればゲームの組み立てに大きな差があったが、先の試合では堂安律と久保建英がいる右サイドを中心に相手陣地に攻め込んだ。ボランチに入った佐野海舟も加わり、ショートカウンターも度々炸裂した。
ある程度攻め込む形が期待できる状況で、背番号「15」はどのような化学反応を生むだろうか。
ボリビア代表はより守備に重きを置くチームということもあり、攻撃のアイデアで違いを作れる鎌田の存在は大きい。
現在は所属元のクリスタル・パレスでボランチを主戦場としていることもあり、今回は遠藤航と共に中盤の底でタッグを組むだろう。
手詰まりと見れば相手バイタルエリア付近までポジションを上げ、前線で起点を作ることも、みずからフィニッシャーになることも可能だ。
そのフレキシブルな判断力は、進化し続ける日本代表であっても多方面で助けになるだろう。

