サッカー日本代表は18日、キリンチャレンジカップ2025(国際親善試合)でボリビア代表と対戦し、3-0の勝利を収めた。後半から出場した堂安律は、ピッチの外から前半の戦いをどのように見ていたのだろうか。
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前半の戦況をベンチから見つめていた堂安律

【写真:Getty Images】
後半からピッチに立った堂安律は、「後ろが重く感じた。(菅原)由勢の(守備で)ついていく意識は大前提必要ではあるんで、それを捨てて(板倉)滉くんに(マークを)渡しながら前に出ていくみたいなプレーが必要かなと思っていた。僕はかなり楽に後半入れましたけど、前半から出てたら苦戦していた」と振り返った。
2点目のゴールシーンについて堂安は「ニアゾーンを使うっていうのがチームとしての決まり事ではあるので、完全にハマりましたし、マチ(町野修斗)のゴール前での嗅覚っていうのも出た」と説明。途中出場の選手がギアを上げられる層の厚さが今のチームの強みだと強調した。
また、献身的な守備への意識について問われると「自分のパフォーマンスがどうであれ、ワールドカップで勝ちたいという思いがある。自分の理想としてる姿じゃなくても、泥臭くてもチームに貢献したいという気持ちは全選手が持っている」と話した。
さらに堂安は、日本代表で100試合目の指揮となった森保一監督の下での成長も語る。
「オリンピックの時から森保さんに育ててもらっていますし、信頼を感じている。だからこそ、やらなくちゃいけないというハードルは上がっている」と責任感を自覚している様子だ。
さらに、3月に予定されている強化試合について「ヨーロッパ勢と戦うことは理想ですし、それに越したことはないですけど、アフリカや南米と戦う方が日本にとって強化試合になるのかな」と話し、どんな相手でもチームの成長につなげる意欲を見せた。
最後に堂安は、自身の振る舞いについて「ありのままでやっている。狙ってやるとバレると思うし、心の底からそう思っていないと他の人には伝わらない」と強調。チーム全体で勝利を目指す姿勢を一貫して示していることが、森保ジャパンの強みであることを改めて示した。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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