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フォーカス 2週間前

今年の顔は? サッカー日本代表、2025年活躍度ランキング1~5位。常に力を発揮し続けた男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images,Shinya Tanaka

 11月の代表ウィークをもって、サッカー日本代表は2025年の活動を終了する。ひと足早く今年を振り返ってみると、森保ジャパンでは複数の選手が安定して実力を発揮し、チームの勝利に貢献してきたことが分かる。今回は、2025年における森保ジャパンの活躍度ランキング1~5位を紹介する。※データは『Transfermarkt』を参照(11月19日時点)[2/5ページ]
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4位:久保建英(くぼ・たけふさ)

サッカー日本代表の久保建英
【写真:Getty Images】

生年月日:2001年6月4日
所属先:レアル・ソシエダ(スペイン)
2025年代表戦成績:8試合2得点5アシスト

 2025年を通して安定したパフォーマンスを披露した選手を挙げるのであれば、久保建英を外すのは難しいだろう。

 9月のアメリカ合衆国遠征で左足首を負傷し、痛みを抱えながらのプレーを余儀なくされる時期もあった。

 それでも、森保ジャパンでは8試合の出場で2得点5アシストをマーク。予測不能な立ち位置を取る久保は、相手守備陣にとって常に悩みの種となっていた。

 森保ジャパンにおける久保のポジションは右シャドーで固まりつつある。

 ただ、それはあくまで試合開始のホイッスルが鳴った時に立っている位置の話。一度試合が始まれば、久保は周囲の選手とポジションを入れ替えつつ、相手守備の穴を見つけるとドリブルやパスで打開を図っていく。

 今月14日に行われたガーナ代表戦でも、久保は相手守備を混乱に陥れた。

 右ウイングバックの堂安律との絶妙な連係で攻撃のリズムを作ると、16分には先制点につながるパスを佐野海舟に供給した。

 1点リードで迎えた60分には堂安の追加点をお膳立てし、全得点に絡む活躍ぶりで2-0の勝利に大きく貢献した。

 18歳にしてレアル・マドリードへ移籍して話題を掻っ攫ったのも、東京オリンピック(東京五輪)で53年ぶりのメダル獲得に届かず号泣したのも完全に過去の話だ。

 今の久保は成熟した一流の選手であり、森保ジャパンを“勝たせる”ことができる存在になっている。

 来年のFIFAワールドカップ(W杯)26でまだ見ぬ高みへ到達するべく、24歳の天才レフティは残り7ヶ月でさらなる進化を見据えているはずだ。

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