11月の代表ウィークをもって、サッカー日本代表は2025年の活動を終了する。ひと足早く今年を振り返ってみると、森保ジャパンでは複数の選手が安定して実力を発揮し、チームの勝利に貢献してきたことが分かる。今回は、2025年における森保ジャパンの活躍度ランキング1~5位を紹介する。※データは『Transfermarkt』を参照(11月19日時点)[5/5ページ]
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1位:鎌田大地(かまだ・だいち)

【写真:田中伸弥】
生年月日:1996年8月5日
所属先:クリスタル・パレス(イングランド)
2025年代表戦成績:9試合4得点0アシスト
2025年における森保ジャパンの“顔”と言える活躍を披露したのは、日本が世界に誇るゲームメイカー・鎌田大地だ。
試合のリズムを司る29歳ボランチは、森保ジャパンの中盤に欠かせない重要なピースであることをこの1年であらためて証明した。
広い視野と卓越した判断力が求められるボランチという役目は、鎌田にとって天職とも言えるのではないだろうか。
攻守に大きな影響をもたらす司令塔は、一瞬でスペースやパスコースを見つけ出し、味方を活かすプレーも、自らが活かされるような立ち振る舞いも完璧にやり遂げる。
鎌田をボランチで起用すると、チームの攻撃がスムーズになる。森保ジャパンでは2シャドーの一角も任されているが、彼を置く場所の最適解はやはりボランチなのかもしれない。
FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)では得点力も光った。
3月20日に行われた第7節のバーレーン代表戦では66分に先制点をマーク。2−0で勝利し、8大会連続W杯出場権を獲得したチームに大きく貢献した。
6-0で大勝した6月10日の第10節・インドネシア代表戦では2得点を挙げ、ゴール前に顔を出した際のプレー精度の高さをまざまざと見せつけた。
今月18日に行われたボリビア代表戦でも、鎌田は3列目から攻撃参加すると冷静なフィニッシュでゴールネットを揺らした。
2025年は、最後まで背番号「15」のクレバーなプレーが光り続けた1年だった。
ブンデスリーガ、セリエA、そしてプレミアリーグで自己研鑽に励んできた男も、現在29歳。充実した1年を終えた先には、自身二度目となるW杯が待っている。
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【了】