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フォーカス 2週間前

想像以上の活躍!? サッカー日本代表、11月シリーズで評価を上げた5人。ピッチ内で素晴らしかったのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 サッカー日本代表は11月シリーズでガーナ代表、ボリビア代表と対戦。それぞれ2-0、3-0と快勝を収め、来年に迫るFIFAワールドカップ(W杯)に向けてまた一歩前進した。そんな11月シリーズで、株を上げた選手はいるのだろうか。今回は11月の2試合で評価を高めた選手を紹介する。[2/5ページ]
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GK:早川友基(はやかわ・ともき)

日本代表 早川友基
【写真:田中伸弥】

生年月日:1999年3月3日(26歳)
日本代表通算成績:3試合0失点
11月シリーズ成績:2試合0失点

  早川友基にとって、これ以上ないタイミングで出場機会が訪れた。

 11月シリーズに臨む日本代表は、ゴールキーパー(GK)の陣容に大きな変化が生まれた。

 絶対的守護神として君臨してきた鈴木彩艶が、所属するパルマの試合で左手の中指と舟状骨を複雑骨折。大迫敬介はサンフレッチェ広島の天皇杯準決勝進出により招集が見送られた。

 代表のゴールマウスを守ってきた2人の実力者を欠く、異例の事態だ。

 そこで白羽の矢が立ったのが早川だ。26歳のGKは、鹿島アントラーズで今季リーグ戦36試合に出場。15回のクリーンシートを達成し、優勝争いをするチームを後方から支えている。

 千載一遇のアピールチャンスで、早川は期待に応えるパフォーマンスを披露している。

 ガーナ代表戦ではシュート7本、ボリビア代表戦ではシュート12本を浴びたが、いずれも完封勝利。常勝軍団の守護神として貫禄を見せつけた。

 また、ビルドアップでも安定感抜群。データサイト『Sofa Score』によると、早川はボリビア代表戦で「パス成功率」88%(23/26本)を記録した。

「ロングボール成功率」は73%(8/11本)と素晴らしい数字を残し、相手のハイプレスにも臆することなく正確なフィードを前線に届けている。

 J1首位を走る鹿島での経験が、代表の舞台でも遺憾なく発揮されたと言えるだろう。急遽巡ってきた180分のチャンスで、早川は正GK争いに確かな爪痕を残した。

 この活躍で今後のポジション争いに変化は生まれるのか要注目だ。

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