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フォーカス 2週間前

呼ばれるか微妙…サッカー日本代表、W杯メンバー当落線上の5人。ギリギリのラインに立っているのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 サッカー日本代表の2025年の日程が終了した。2026 FIFAワールドカップ(W杯)出場権を獲得し、本大会行きを懸けた激しいサバイバルが始まっている。その中で、現時点で当落線上にいる選手は誰なのか。今回は5人をピックアップして紹介する。(成績は20日時点の『transfermarkt』を参照)[2/5ページ]
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DF:瀬古歩夢(せこ・あゆむ)

サッカー日本代表の瀬古歩夢
【写真:Getty Images】

生年月日:2000年6月7日(25歳)
所属クラブ:ル・アーヴル(フランス)
2025/26リーグ戦成績:12試合0ゴール0アシスト
日本代表通算成績:11試合0ゴール0アシスト

 瀬古歩夢は、11月のサッカー日本代表に招集されたセンターバック陣の中で、板倉滉、谷口彰悟に次ぐA代表出場数を誇るが、現在は厳しい立場にある。

 18日のボリビア代表戦ではフル出場し、3バックの一角として安定した守備を披露。攻撃面でも、味方の特徴を踏まえたパスでリズムを作り、中村敬斗のゴールを生んだ縦パスも光った。

 それでも、代表定着が確実とは言えないのが現状だ。

 瀬古は10月のパラグアイ代表戦でのパフォーマンスが冴えず、2つの失点に関与した。

 冨安健洋や伊藤洋輝といった主力が不在の中で主軸としての役割が求められたが、むしろ渡辺剛や鈴木淳之介といったA代表経験の浅い選手たちが存在感を示し、瀬古は一歩後退した印象を残した。

 瀬古は今年夏にスイスのグラスホッパースからフランスのル・アーヴルに加入した。

 リーグのレベルを上げて成長を図っており、現在は主にボランチとしてプレー。攻撃の起点としても高く評価されている。

 このままリーグ・アンで出場を重ね、ボランチとしての完成度が高まれば、センターバックやサイドバックも含め複数ポジションを担える貴重な存在として代表の選択肢を広げる可能性もある。

 ただ、負傷離脱中のライバルたちが回復しW杯に間に合うと仮定した場合、瀬古のセンターバックとしての序列は決して高くはない。

 継続的なアピールとさらなる進化が求められる。

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