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フォーカス 2週間前

呼ばれるか微妙…サッカー日本代表、W杯メンバー当落線上の5人。ギリギリのラインに立っているのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 サッカー日本代表の2025年の日程が終了した。2026 FIFAワールドカップ(W杯)出場権を獲得し、本大会行きを懸けた激しいサバイバルが始まっている。その中で、現時点で当落線上にいる選手は誰なのか。今回は5人をピックアップして紹介する。(成績は20日時点の『transfermarkt』を参照)[4/5ページ]
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DF:伊藤洋輝(いとう・ひろき)

伊藤洋輝
【写真:Getty Images】

生年月日:1999年5月12日(26歳)
所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
2025/26リーグ戦成績:なし
日本代表通算成績:21試合1ゴール2アシスト

 伊藤洋輝は、ドイツの名門バイエルン・ミュンヘンに所属し、『transfermarkt』による市場価値では日本人DF最高額を誇る。

 しかし、2026年のFIFAワールドカップ(W杯)出場が確約されているわけではない。

 実績から見れば本来は当確といえる存在だが、最大の懸念はコンディションだ。

 昨年夏のバイエルン加入後、プレシーズンで中足骨を骨折し、今年2月に復帰したものの、3月に再び同じ箇所を負傷。2024/25シーズンの出場は公式戦8試合にとどまっている。

 現在は復帰に向け調整中で、11月17日には3月以来となる全体練習をフル消化した。ドイツメディア『ビルト』によれば、年内復帰を目指しているという。

 順調に復帰すればW杯には間に合うが、無条件での招集は難しく、トップフォームを取り戻すことが前提となるだろう。

 日本代表のセンターバック陣では、伊藤不在の間に競争が激化した。

 伊藤不在の昨シーズンは町田浩樹が台頭。最近の試合では長期離脱から復帰した谷口彰悟が改めて存在感を示し、町田の不在中には渡辺剛や鈴木淳之介といった新戦力も代表入りを争えるレベルにあることを証明した。

 負傷者が続出しているこのポジションでは、コンディションの差でメンバーが大きく入れ替わるだろう。

 全員が回復したと仮定した場合、やはり冨安健洋は外せない。

 伊藤が所属するバイエルンは、分厚い選手層があり、復帰後にどれだけコンスタントに出場してコンディションを上げていけるかもポイントになりそうだ。

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