2025年内ラストとなる代表活動を連勝で締め括ったサッカー日本代表。約半年後に迫るFIFAワールドカップ（W杯）本番を控え、メンバー生き残りをかけた熾烈な争いもヒートアップしている。大舞台への切符を掴み取るのは果たして誰になるのだろうか。どこよりも早く、W杯メンバーを予想する。（成績は20日時点）［2/5ページ］
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板倉滉（いたくら・こう）
【写真：田中伸弥】
生年月日：1997年1月27日
所属クラブ：アヤックス（オランダ）
日本代表通算成績：39試合2得点1アシスト
3シーズンを過ごしたボルシア・メンヒェングラートバッハを離れ、今夏オランダの名門であるアヤックスへ移籍した板倉滉は、ディフェンス陣の中心として、ワールドカップ（W杯）本大会でも最終ラインを統率することが期待される。
特にブンデスリーガで鍛え上げられた対人守備の強さは折り紙付きだ。
屈強なストライカーとのマッチアップを通じて、当たり負けしないフィジカルを身につけただけでなく、後方からのビルドアップにも磨きがかかり、攻撃の起点としても欠かせない存在となっている。
一方で、直近では負傷の影響もあり、代表活動から離れる時期が続いたことは懸念材料だ。
しかし、前回のワールドカップやブンデスリーガで培った豊富な経験値は、必ずや本大会でも日本の武器となるはず。
コンディションさえ整えば、森保ジャパンの守備の柱としてスタメンに起用される可能性は極めて高い。
渡辺剛（わたなべ・つよし）
【写真：Getty Images】
生年月日：1997年2月5日
所属クラブ：フェイエノールト（オランダ）
日本代表通算成績：8試合0得点0アシスト
今年9月に行われたアメリカ遠征で、最も評価を高めた一人である渡辺剛は、ワールドカップ（W杯）本大会の代表メンバー入りが濃厚となっている。
今夏、KAAヘントから900万ユーロ（約15億円）の移籍金でフェイエノールトに加入した渡辺は、その期待に応える活躍を続けている。
リーグ戦では、怪我による1試合の欠場を除き全試合にフル出場し、欧州での評価も高まっている。
渡辺にとって大きな転機となったのは、9月に行われたアメリカ遠征の第1戦目だ。
センターバックに怪我人が相次ぐ中で出場機会を得ると、強豪メキシコ代表を相手に圧巻のパフォーマンスを披露。一気に代表定着を果たした。
欧州で鍛え上げた対人能力と予測を武器に、屈強なフォワードとのバトルにも強さを発揮できる渡辺は、本大会でも最終ラインの要としてチームに欠かせない存在となるだろう。代表入りはほぼ確実と見ていい。
町田浩樹（まちだ・こうき）
【写真：Getty Images】
生年月日：1997年8月25日
所属クラブ：ホッフェンハイム（ドイツ）
日本代表通算成績：17試合0得点1アシスト
現在、町田浩樹は左ひざ前十字靭帯断裂の重傷で長期離脱を余儀なくされている。
復帰時期は依然として明確ではないものの、ワールドカップ（W杯）本大会に間に合うのであれば、ぜひとも招集したい選手の一人であることは間違いない。
今夏ホッフェンハイムへと移籍し、ドイツの地でさらなる成長が期待されていた。しかし、開幕戦で思わぬアクシデントに見舞われ、大きなチャンスを前に無念の戦線離脱となった。
ただし、不幸中の幸いと言えるのは、負傷の時期がW杯本番からまだ期間があるタイミングだったことだ。リハビリの経過次第では、本大会に間に合う可能性は十分に残されている。
190cmの長身を活かした空中戦での強さに加え、左足から繰り出されるキックの質の高さは、日本代表が採用している3バックシステムにおいて非常に重要な武器となる。
離脱前は森保ジャパンで不動のレギュラーとして地位を確立しており、信頼も厚い。
町田の存在は、代表チームの最終ラインの構図に大きな影響を与えることになりそうだ。
