2025年内ラストとなる代表活動を連勝で締め括ったサッカー日本代表。約半年後に迫るFIFAワールドカップ（W杯）本番を控え、メンバー生き残りをかけた熾烈な争いもヒートアップしている。大舞台への切符を掴み取るのは果たして誰になるのだろうか。どこよりも早く、W杯メンバーを予想する。（成績は20日時点）［2/6ページ］
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田中碧（たなか・あお）
【写真：田中伸弥】
生年月日：1998年9月10日
所属クラブ：リーズ・ユナイテッド（イングランド）
日本代表通算成績：35試合8得点1アシスト
日本代表の中でも最激戦区と言われるボランチ争いにおいて、田中碧は現時点でメンバー入りに近い選手の1人と見られている。
2021年夏から海外でプレーを続ける田中は、ドイツで3シーズンを戦い抜いたのち、2024年にリーズ・ユナイテッドへ移籍。昨季は2部でリーグ戦全試合に出場し、攻守にわたって安定したパフォーマンスを披露した。
チーム内での評価も高く、年間MVPを受賞するまでに存在感を示している。そしてついに今季、世界最高峰のプレミアリーグでプレーするチャンスを自らの手でつかみ取った。
プレミア特有の強度への適応に苦しみ、スタメン出場は4試合にとどまっているものの、ピッチに立てば中盤の潤滑油として機能している。
ボールを受ける位置の取り方や、ゲームの流れを整理する能力は森保ジャパンの中でも屈指だ。
とはいえ、ワールドカップ（W杯）メンバー入りに向けて指揮官から確固たる信頼を得るには、試合勘を失わないことが何よりも重要となる。
前回のW杯では、スペイン代表からゴールを奪うなど、勝負強さも兼ね備えているだけに、本番でも活躍が期待される。
久保建英（くぼ・たけふさ）
【写真：Getty Images】
生年月日：2001年6月4日
所属クラブ：レアル・ソシエダ（スペイン）
日本代表通算成績：48試合7得点17アシスト
日本代表において攻撃の起点として存在感を放つ久保建英は、チームの中心としてメンバー入りが確実だ。
スペインで積み重ねてきた経験に裏打ちされた瞬時の状況判断力は、ワールドカップ（W杯）のような高強度の舞台でこそ活きる武器となる。
狭いスペースでもボールを失わず運び、味方の動きを最大限に引き出すプレーメーカーとして、日本の攻撃に多様性と創造性をもたらしている。
W杯本大会出場を決定づけたバーレーン代表戦では、1ゴール1アシストと圧巻のパフォーマンスを披露し、その貢献度の高さを改めて証明した。
所属するレアル・ソシエダではチーム全体が低調な戦いを続けているものの、久保自身のパフォーマンスは安定しており、チームの中でひときわ存在感を放っている。
9月のアメリカ遠征で左足首を負傷し状態が懸念されたが、今月上旬のリーグ戦では軽快な動きを見せ、コンディションは着実に戻りつつあると言って良い。
日本代表では2シャドーの一角として起用されることが多く、本大会でも主力としてピッチに立つはずだ。
