サッカー日本代表は11月に発表された最新のFIFAランキングで18位となり、史上初のポット2入りが確定した。12月6日にはワールドカップ組み合わせ抽選会が開催されるが、それに先駆け、米紙『スポーツ・イラストレイテッド』が20日に模擬抽選会を行なっている。
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サッカー日本代表、どの国と対戦するのか?
ポット1には開催国のカナダ、メキシコ、米国。
2連覇を目指すアルゼンチンや、前回準優勝のフランス、5度の最多優勝回数を誇るブラジルなど、FIFAランキング1位から9位までのチームが入った。
ポット2には2018年のW杯で決勝進出を果たしたクロアチア、近年大躍進のモロッコなどが組み込まれている。
そして、ポット3にはアーリング・ハーランドなど強力な選手を揃え、欧州予選で好成績を残したノルウェーが入ったため、世界の国々は同組にならないことを願っている。
ポット4には初出場のキュラソーなどの他、欧州プレーオフ、大陸間プレーオフを勝ち抜いた国が入る予定だ。
そこで同紙は、W杯組み合わせ抽選会のシミュレーションを実施。
まず、開催国の一つである米国は、シミュレーション上でウルグアイ、エジプト、サウジアラビアと同組になった。
どのチームも強力だが、同紙は悪くないグループと考え、この組み合わせなら首位通過もある得ると予想している。
次に開催国のメキシコは、日本、コートジボワール、ニュージーランドという厳しい組に入ったと想定。
寸評では「メキシコは、米国に勝利したゴールドカップ決勝以降、6試合勝ちなしが続いている。
W杯までに改善を示さなければ、強敵とは見なされないだろう。
とはいえ、この組なら少なくとも3位枠としては突破できる可能性が高い」と伝えた。
3つ目の開催国のカナダは、エクアドル、スコットランド、ヨルダンと同組になるが、いずれの開催国も全てがグループステージを突破すると見ている。
韓国はスペイン、トルコ(欧州プレーオフ)、キュラソーというやや厳しい組み合わせに仲間入り。
そして、“死の組”とも呼べるようなグループに入ったのがポルトガルだ。
誰もが恐るノルウェー、南米の強豪コロンビア、アフリカの強豪ガーナと同組という激戦必至のグループに組み込まれた。
同紙は「コロンビアは2024年のコパ・アメリカで準優勝、ガーナは国際大会で常に手強い相手として知られている。
この組でポルトガルが突破するのは簡単ではなく、さらに1998年以来の出場を決めたハーランド擁するノルウェーとの対戦も控えており、注目度抜群の一戦になることは間違いない」とした。
やはり、ノルウェーと同組になることで、最悪のグループが結成される可能性が高まるようだ。
W杯模擬抽選の結果は以下の通り。
米国、ウルグアイ、エジプト、サウジアラビア。
メキシコ、日本、コートジボワール、ニュージーランド。
カナダ、エクアドル、スコットランド、ヨルダン。
オランダ、イタリア(欧州プレーオフ)、チュニジア、ウズベキスタン。
スペイン、韓国、トルコ(欧州プレーオフ)、キュラソー。
ベルギー、クロアチア、オーストラリア、カーボベルデ。
アルゼンチン、セネガル、オーストリア、カタール。
フランス、イラン、パラグアイ、コンゴ民主共和国(大陸間プレーオフ)。
ドイツ、スイス、パナマ、南アフリカ。
ポルトガル、コロンビア、ノルウェー、ガーナ。
イングランド、モロッコ、ポーランド(欧州プレーオフ)、ハイチ。
ブラジル、デンマーク(欧州プレーオフ)、アルジェリア、イラク(大陸間プレーオフ)。
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【了】
