来年に迫るFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会への出場国も続々と決まり、世界中で話題になっている。各代表チームの現状は、どの国にとっても気になるものだろう。では、いま世界で最も市場価値が高いのはどこなのか。『transfermarkt』が算出したデータを基に、ランキング形式で紹介する。※メンバーは最新のもの[1/5ページ]
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5位:イタリア代表

【写真:Getty Images】
総市場価値:8億4600万ユーロ(約1468億8000万円)
最新FIFAランキング:12位
最も市場価値の高い選手: アレッサンドロ・バストーニ
イタリア代表にとって、FIFAワールドカップ(W杯)の舞台は過去のものとなってしまった。
2014年のブラジル大会を最後に、本戦への出場はない。前回大会予選ではプレーオフで北マケドニア代表に敗れて、本戦出場を逃している。
今回のW杯欧州予選でも厳しい戦いを強いられた。同組のノルウェー代表の勢いを止められず、グループ2位でまたもプレーオフに回ることになった。
そんなイタリア代表は、最新メンバーの26人中20人がセリエAに在籍している。
その中でトップの市場価値を叩き出しているのが、アレッサンドロ・バストーニ(8000万ユーロ/約136億円)だ。
3バックの名手であり、守備だけでなく、パスやドリブルというスキルも高い。近年のインテルに成功をもたらしている選手の1人であることは間違いない。
そのほかで目を引くのは、プレミアリーグでプレーする選手たちである。
サンドロ・トナーリやグリエルモ・ヴィカーリオ、リッカルド・カラフィオーリなど、クラブで主力となっている。
また、今季はCL王者となったパリ・サンジェルマンのジャンルイジ・ドンナルンマがマンチェスター・シティへ移籍し、イングランドでイタリア人の評価は上がり続けている。
ジェンナーロ・ガットゥーゾが新たに指揮を執り始めてから5か月、イタリア代表は4年前と同じく、W杯出場への限られた椅子を奪い合うこととなった。
かつての世界王者を、北中米大会で見ることが出来るだろうか。