来年に迫るFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会への出場国も続々と決まり、世界中で話題になっている。各代表チームの現状は、どの国にとっても気になるものだろう。では、いま世界で最も市場価値が高いのはどこなのか。『transfermarkt』が算出したデータを基に、ランキング形式で紹介する。※メンバーは最新のもの[4/5ページ]
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2位:フランス代表

【写真:Getty Images】
総市場価値: 12億7000万ユーロ(約2159億円)
最新FIFAランキング: 3位
最も市場価値の高い選手:キリアン・エンバペ
代表市場価値ランキング2位はフランス代表だ。
同代表の総市場価値は12億7000万ユーロ(約2159億円)で、大台の10億ユーロ(約1700億円)を優に越えている。
2018年のFIFAワールドカップ(W杯)ロシア大会を制覇したレ・ブルーは、前回のカタール大会でも決勝に進出。惜しくも大会連覇とはならなかったものの、PK戦にまでもつれた死闘は、後世に語り継がれる名勝負となった。
準優勝となってもなお、協会のディディエ・デシャン監督への信頼は揺らがず、契約を北中米W杯まで延長している。
フランス代表を見渡してみると、ウィリアム・サリバが8000万ユーロ(約136億円)、ジュール・クンデが6500万ユーロ(約110億5000万円)、ダヨ・ウパメカノが6000万ユーロ(約102億円)と市場価値の高いDFを多く抱えていることが分かる。
この数字は他国を見渡してもなかなかおらず、同代表の強みといえるだろう。
その守備陣に加え、超高級な攻撃陣も併せ持つ。
キリアン・エンバペはもちろん、マイケル・オリーセも1億3000万ユーロ(約221億円)の市場価値を叩き出している。
来年の本大会でも当然優勝候補筆頭に上がってくるはずだ。
デシャン監督は来年のW杯での監督退任を明言している。15年に渡る長期政権のラストラン、フランス代表は有終の美を飾ることが出来るだろうか。