来年に迫るFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会への出場国も続々と決まり、世界中で話題になっている。各代表チームの現状は、どの国にとっても気になるものだろう。では、いま世界で最も市場価値が高いのはどこなのか。『transfermarkt』が算出したデータを基に、ランキング形式で紹介する。※メンバーは最新のもの[5/5ページ]
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1位:イングランド代表

【写真:Getty Images】
総市場価値:12億9000万ユーロ(約2193億円)
最新FIFAランキング:4位
最も市場価値の高い選手:ジュード・ベリンガム
世界で最も市場価値が高い代表チームはイングランド代表となった。同代表の総市場価値は12億9000万ユーロ(約2193億円)となっている。
昨年、2016年から9年間指揮したガレス・サウスゲート監督が退任。今年から、チェルシー監督時代にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のトロフィーを獲得したトーマス・トゥヘルが指揮を務めることとなった。
そのトゥヘル監督は、就任直後からマイルズ・ルイス=スケリーの抜擢や、リース・ジェームズの左SB起用など、今までになかった風を送り込んでいる。
当然、起用される選手たちはそろいもそろって超一流だ。
メンバーは、世界各国のスターがしのぎを削るプレミアリーグに所属している選手が大半。同リーグを経験したことが無いのは、ジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)のみであり、これは同国の大きな特徴といえるはずだ。
各選手の市場価値を見てみても、ベテランのジョーダン・ヘンダーソンとダン・バーン、ジョーダン・ピックフォードの3選手以外は、全員が市場価値2000万ユーロ(約34億円)以上であり、イングランドの層の厚さを実感する。
今回のシリーズで代表初出場を飾ったニコ・オライリー(マンチェスター・シティ)や今回初招集のアレックス・スコット(ボーンマス)も2500万ユーロ(約42億5000万円)を超える市場価値を有しており、世代交代も心配なさそうだ。
特にオライリーは、現在手薄になっている左SBのレギュラー候補としての期待も高い。
だからこそ、これほどのスター軍団を擁しながら国際タイトルを獲得できなかった前ガレス・サウスゲート政権は、不本意な結果といえるだろう。
現在イングランドの指揮を執るドイツ人監督は、W杯予選を8戦全勝、22得点かつ失点0と無風でW杯出場を決めている。
ドイツ人監督の下で、スリーライオンズはさらなる進化を見せてくれるはずだ。
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