来年に迫るFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会への出場国も続々と決まり、世界中で話題になっている。各代表チームの現状は、どの国にとっても気になるものだろう。では、いま世界で最も市場価値が高いのはどこなのか。『transfermarkt』が算出したデータを基に、ランキング形式で紹介する。※メンバーは最新のもの[3/5ページ]
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8位:オランダ代表

【写真:Getty Images】
総市場価値:8億100万ユーロ(約1361億7000万円)
最新FIFAランキング:7位
最も市場価値の高い選手: ライアン・フラーフェンベルフ
今回のFIFAワールドカップ(W杯)欧州予選を6勝2分の無敗で乗り切り、危なげなく本戦への切符を手にしたオランダ代表が、8位となった。
同代表の総市場価値は8億100万ユーロ(約1361億7000万円)となっている。
前回のW杯以降、オランダ代表は急速に若返りが進んだ印象がある。
ミッキー・ファン・デ・フェンやタイアニ・ラインデルスは、代表初出場が2年前ながら、すぐさまオレンジ軍団の中核を担い始め、ワールドクラスの選手へと成長している。
特に、DF陣の顔ぶれは世界屈指といってもいいだろう。
代表最年長のフィルジル・ファン・ダイクがどっしりと構え、ファン・デ・フェンは新星としてすぐにフィット。マタイス・デ・リフトは今季自己最高ともいえるパフォーマンスを見せている。
右SBを見ても、守備的にいくならユリエン・ティンバー、パワープレイで押し込みたいときにはデンゼル・ダンフリースと、3バック、4バックの使い分けも容易だ。
W杯でも間違いなく優勝候補の1つに挙げられるだろう。
そんなオランダ代表だが、近年はプレミアリーグのクラブに在籍する選手が増加している。
市場価値1位のライアン・フラーフェンベルフ(9000万ユーロ/約153億円)、2位のコーディ・ガクポは同国出身のアルネ・スロットが監督を務めるリヴァプールに在籍。ガクポと同額であるラインデルスとシャビ・シモンズは、両者とも今夏の移籍市場でイングランドに上陸した。
今季躍進を遂げているサンダーランドからもルチャレル・ヘールトライダとロビン・ルーフスが選出され、14人のプレミア戦士がオランダ代表のメンバーに名を連ねている。