サッカー日本代表の2025年の日程が終了した。3月のバーレーン代表戦で2026 FIFAワールドカップ(W杯)出場権を獲得し、その後は本大会のメンバーに選ばれるためのサバイバルが始まっている。その中で、森保一監督に最も重宝されたのは誰なのか。今回は、2025年の国際Aマッチにおける出場時間をランキング形式で紹介する。(スタッツは『Sofascore』を参照)[2/5ページ]
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4位:久保建英(くぼ・たけふさ)
生年月日:2001年6月4日(24歳)
2025年出場時間:513分
2025年日本代表成績:8試合2ゴール4アシスト
久保建英は、2025年のサッカー日本代表で513分間プレーした。
2025年は初戦から見事な働きを見せた。
3月20日のバーレーン代表戦で、鎌田大地の先制点をお膳立てした。終盤には相手GKの動きを冷静に見てニアを射貫き、1ゴール1アシストの活躍で、2026 FIFAワールドカップ(W杯)出場権獲得に大きく貢献した。
6月のインドネシア代表戦では、初めてキャプテンマークを巻いて先発し、ドリブルとパスで相手を翻弄。1ゴール2アシストの大活躍で、MVP級の働きを見せた。
秋以降は負傷によりコンディションが万全でない時期もあったが、10月のブラジル戦では先発起用に応える。
世界トップクラスの相手に臆せず右サイドから果敢に仕掛け、対等に戦える実力を証明した。
11月シリーズでは、ガーナ代表戦からボリビア代表で7人の先発変更があったが、久保は2試合連続でスタメン入り。どちらの試合でもアシストを記録した。
タッグを組む右ウイングバックが誰になっても、縦のパートナーを活かしたコンビネーションが光り、継続してプレーしているからこそ、連係構築が深まっている様子だ。
所属するレアル・ソシエダは今シーズン不振が続いており、久保はここまでリーグ戦で1ゴールと苦しんでいる。
それでも、チームの攻撃の柱であることは間違いない。90分あたりのアシスト期待値はチーム内3位だ。
11月のボリビア戦後には冬の移籍の可能性を否定。環境を変えず、今いる場所で本大会へ向けての準備を進める覚悟を示した。
