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フォーカス 2週間前

最も重宝されたのは? サッカー日本代表、2025年出場時間ランキング1~5位。森保ジャパンで不可欠な男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 サッカー日本代表の2025年の日程が終了した。3月のバーレーン代表戦で2026 FIFAワールドカップ(W杯)出場権を獲得し、その後は本大会のメンバーに選ばれるためのサバイバルが始まっている。その中で、森保一監督に最も重宝されたのは誰なのか。今回は、2025年の国際Aマッチにおける出場時間をランキング形式で紹介する。(スタッツは『Sofascore』を参照)[3/5ページ]
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3位:鎌田大地(かまだ・だいち)

鎌田大地
【写真:Getty Images】

生年月日:1996年8月5日(29歳)
2025年出場時間:528分
2025年日本代表成績:9試合4ゴール0アシスト

 鎌田大地は、2025年のサッカー日本代表で528分間プレーした。総プレータイムは3位だが、出場数9試合はチーム最多で、得点数4も最多である。

 2019年にA代表デビューを果たした鎌田は、すぐにチームに定着し、2022 FIFAワールドカップ(W杯)では4試合全てに出場。森保一監督の信頼は厚く、継続して呼ばれ続けた。

 2025年も、その存在感は際立っていた。3月のバーレーン代表戦では途中出場から試合の流れを変え、先制点を挙げてW杯への切符獲得に貢献した。

 10月のブラジル代表戦でも、相手を恐れずにゲームをコントロールし、攻守のつなぐ役割を完遂。歴史的勝利の立役者の一人として出色の活躍を見せた。

 11月のボリビア代表戦でもゴールを挙げ、再びチームを勝利に導いた。

 ケガなどのアクシデントがない限り、鎌田が2026年W杯メンバーから漏れる可能性は極めて低い。

 ポジションにとらわれず、シャドーとしてもボランチとしても機能できる戦術的柔軟性は、チームにとって貴重な存在だ。

 W杯出場が決まった後もコンスタントに起用されているのは、連係を深める狙いとともに、鎌田自身がチームの中核であることの証明でもある。

 一方、クラブレベルでは苦難もあった。

 2023年夏にフランクフルトを契約満了で退団したあと、イタリアのラツィオで苦戦を強いられ、2024年夏に加入したクリスタル・パレスでも適応に時間が掛かった。

 それでも、イングランドでは昨シーズン後半戦から適応が進み、次第に存在感を高めた。

 今シーズンのクリスタル・パレスでは、9月と10月に2カ月連続でクラブの月間MVPに選出された。

 充実の1年を過ごした鎌田への期待は、2026年のW杯に向けてさらに高まっている。

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