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フォーカス 2週間前

最も重宝されたのは? サッカー日本代表、2025年出場時間ランキング1~5位。森保ジャパンで不可欠な男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 サッカー日本代表の2025年の日程が終了した。3月のバーレーン代表戦で2026 FIFAワールドカップ(W杯)出場権を獲得し、その後は本大会のメンバーに選ばれるためのサバイバルが始まっている。その中で、森保一監督に最も重宝されたのは誰なのか。今回は、2025年の国際Aマッチにおける出場時間をランキング形式で紹介する。(スタッツは『Sofascore』を参照)[5/5ページ]
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1位:瀬古歩夢(せこ・あゆむ)

サッカー日本代表の瀬古歩夢
【写真:Getty Images】

生年月日:2000年6月7日(25歳)
2025年出場時間:540分
2025年日本代表成績:7試合0ゴール0アシスト

 2025年にサッカー日本代表で最も多くの時間プレーした選手は、瀬古歩夢だ。7試合に出場し、合計540分間ピッチに立った。

 2023年にA代表デビューを果たした瀬古だが、当初は招集されても出番は限られていた。

 しかし、冨安健洋や伊藤洋輝、谷口彰悟といった主力の相次ぐ負傷離脱により、2025年は出場機会が一気に増えた。

 2026 FIFAワールドカップ(W杯)出場を決めた3月のバーレーン戦を含め、一年間を通してフル稼働した。

 継続起用の背景には、負傷者の多さだけでなく、森保一監督による評価の見極めという意味合いもありそうだ。W杯本大会メンバー入りが確定しているわけではない瀬古にとっては、まさにサバイバルの1年だった。

 秋は瀬古にとって試練のときだった。

 9月のアメリカ合衆国代表戦では、本職ではない左サイドバックで起用されて見せ場なく終わった。

 10月のパラグアイ代表戦では、本職のセンターバックとして出場したが、失点に絡みビルドアップでも精彩を欠いた。

 鈴木淳之介や渡辺剛といった新戦力が台頭する中で、評価を落としたと考えられる。

 それでも、11月のボリビア代表戦では、見違えるようなパフォーマンスを披露。守備では集中を切らさず、攻撃面でも味方の特性を活かすようなパスを連発し、中村敬斗のゴールにつながる縦パスも印象的だった。

 クラブでは、今夏スイスのグラスホッパーからリーグアンのル・アーヴルに移籍。ボランチを主戦場とし、攻撃の起点としての成長も著しい。

 2025年、日本代表で最も出場時間が長かったのが瀬古という事実は、意外な一方で、森保監督の期待もうかがえる。

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【了】

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