サッカー日本代表の2025年の日程が終了した。3月のバーレーン代表戦で2026 FIFAワールドカップ(W杯)出場権を獲得し、その後は本大会のメンバーに選ばれるためのサバイバルが始まっている。その中で、森保一監督に最も重宝されたのは誰なのか。今回は、2025年の国際Aマッチにおける出場時間をランキング形式で紹介する。(スタッツは『Sofascore』を参照)[5/5ページ]
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6位:南野拓実(みなみの・たくみ)
生年月日:1995年1月16日(30歳)
2025年出場時間:450分
2025年日本代表成績:8試合2ゴール0アシスト
森保一監督率いるサッカー日本代表で最も多くのゴールを記録している南野拓実は、2025年に8試合に出場した。
総プレー時間は450分となっている。
南野は、2026 FIFAワールドカップ(W杯)本大会出場を決めた3月のバーレーン代表戦では、得意とするライン間のスペースを消され、あまり存在感を見せられなかった。
それでも、本大会行きが決まったあとの9月以降はすべての試合に出場。遠藤航が不在の試合ではキャプテンを務めるなど、リーダーとしての自覚も高まっている。
今年はアジア予選のときのようにゴール量産とはいかなかったが、味方をいかす意識は高まっている印象だ。
左ウイングバックの中村敬斗や前田大然を意識したコンビネーションプレーに磨きをかけ、守備時にはプレスのスイッチ役となり、チーム戦術の軸を担う存在となっている。
もちろん決定力も健在だ。10月のブラジル代表戦では後半立ち上がりにゴールを奪い、歴史的勝利の流れを引き寄せた。
さらに、11月のガーナ代表戦でもGKとの1対1を冷静に制し、2-0で勝利した試合のファーストゴールを記録。得点感覚の鋭さを示した。
森保一監督は試合後、3試合ぶりのクリーンシートを受けて「ボールロストしてから、前線の選手がプレッシャーをかけ、切りかえを早くしてポジションを取り直すなど、チーム全体で良い守備ができたことが無失点につながりました」とコメント。
南野ら前線の貢献が評価されていることは明らかだ。
南野は、すでにW杯メンバー入りが有力視されており、現在は代表内のポジション争いというよりも、本大会を見据えたチーム戦術の成熟に注力している段階にある。
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