2026年に控えるFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会に向けて、世界中の代表チームが夢の舞台への出場を決めている。すでに48チームのうち42チームの出場が確定した中で、サッカー日本代表が対戦したことがないチームはどこなのか。今回は未対戦の各国代表を紹介する。※データは2025年11月23日時点[2/5ページ]
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モロッコ代表

【写真:Getty Images】
FIFAランキング:12位
監督:ワリド・レグラギ
ポット分け:ポット2
アフリカ勢で初となるFIFAワールドカップ(W杯)優勝を目指すモロッコ代表との対戦経験もない。
彼らが力をつけてきたのは、20年ぶりのW杯出場となった2018年大会あたりからだろう。
この時の代表チームは予選を無失点で通過。堅守速攻のスタイルでW杯出場の目標を達成していた。
2022年大会は元日本代表監督であるヴァイッド・ハリルホジッチ体制で予選を通過したが、同年8月に解任に。現在も率いるワリド・レグラギ監督を急遽招聘する形となった。
本大会まで3試合しかなかった中で彼らのスタイルである堅守速攻を強化。アクラフ・ハキミら走力が武器の選手たちが躍動し、ベルギー代表、スペイン代表、ポルトガル代表を立て続けに倒す旋風を巻き起こした。
アフリカ勢初となるベスト4に進出したモロッコ代表は、前回大会と比べても戦力がアップしている。
レアル・マドリードのブライム・ディアスやサンダーランドのケムズダイン・タルビ、ビジャレアルのイリアス・アコマシュら年代別代表で欧州の代表チームを選択していた有望な若手選手たちが続々と帰化している。
それでいて帰化勢に頼っているわけではなく、先日行われたU-20ワールドカップでは優勝するなど、国内の育成にも長けている。
A代表も現在18連勝中とアフリカの中では群を抜いた存在であり、まずは年末から開催されるアフリカネーションズカップが彼らの実力を見極める機会となるだろう。
ちなみに、日本代表の久保建英は『報道ステーション』での内田篤人氏との対戦で、やってみたい国にモロッコをチョイスしている。