2026年に控えるFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会に向けて、世界中の代表チームが夢の舞台への出場を決めている。すでに48チームのうち42チームの出場が確定した中で、サッカー日本代表が対戦したことがないチームはどこなのか。今回は未対戦の各国代表を紹介する。※データは2025年11月23日時点[5/5ページ]
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アルジェリア代表

【写真:Getty Images】
FIFAランキング:35位
監督:ヴラディミル・ペトコヴィッチ
ポット分け:ポット3
アルジェリア代表がFIFAワールドカップ(W杯)に帰ってくる。
2014年のブラジル大会でカウンターサッカーをベースにベスト16進出を果たした、アフリカを代表する強豪国だ。
しかし近年のアルジェリア代表は国際大会での苦戦が続いていた。
2018年、2022年と2大会連続でW杯出場権を逃しただけでなく、アフリカネイションズカップでも苦戦。2019年大会こそ優勝したが、2021年大会と2023年大会はグループリーグで敗退していた。
アフリカを代表する強豪としてW杯出場が必須のチームは、2024年にヴラディミル・ペトコヴィッチを新監督に招聘。スイス代表監督として2018年のロシア大会と2021年のユーロ(欧州選手権)での経験が豊富な指揮官に代表チームの未来を委ねた。
すると、2024/25シーズンのブンデスリーガで10得点9アシストの活躍を見せたモハメド・アムーラの得点力が爆発。W杯予選では得点王となる10ゴールを決め、同じくアルジェリア出身のリヤド・マフレズも2014年大会以来となるW杯出場に向けて多くの得点に絡んだ。
自国出身の彼らに加え、近年のアルジェリア代表は帰化選手にかなりの力を入れている。
フランス代表としてU-17欧州選手権で得点王に輝いた経験のあるアミーヌ・グイリやU-21フランス代表の経験があるライアン・アイト=ヌーリ、昨年9月までU-20ドイツ代表に招集されていたイブラヒム・マーサら若手を中心にタレントを揃えた。
選手層の薄いポジションに、彼らを加えたことで大幅に戦力アップ。ダークホースの一角に顔をそろえる可能性が高いだろう。
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