スペイン・ラ・リーガ第13節、エルチェ対レアル・マドリードの試合が現地時間23日に行われ、2-2の引き分けに終わった。この試合では、試合終了間際にFWキリアン・エムバペの絶妙なクロスから、MFジュード・ベリンガムが同点ゴールを決めて、チームに貴重な勝ち点「1」をもたらしている。
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エムバペの“1ミリ”
【写真:Getty Images】
前節終了時点で首位に立っていたマドリーが、エルチェのホームに乗り込んだ一戦。
マドリーを率いるシャビ・アロンソ監督は、DFディーン・ハイセン、MFアルダ・ギュレル、FWロドリゴらを先発に起用した。
前半は両チームの守護神が躍動。8本のシュートを放ったマドリーだったが、GKイグナシオ・ペーニャのセーブに阻まれてゴールを奪えない。一方で、マドリーのGKティボー・クルトワもエルチェの決定機を防ぎ、0-0で試合を折り返した。
迎えた53分、味方とのワンツーからエルチェMFアレックス・フェバスがマドリーの守備を突破し、先制点を奪うことに成功する。しかし、マドリーも78分にハイセンが同点ゴールを決めて試合を振り出しに戻した。
すると、84分、エルチェが勝ち越しゴールを記録。
試合はそのまま終了するかに思われたが、マドリーはセットプレーのチャンスをものにする。
ハイセンの落としからベリンガムがシュートを放つもこれは防がれてしまった。しかし、こぼれ球にエムバペが反応。
ゴールラインを割るギリギリのところからゴール前にクロスを送り、最後はベリンガムが押し込んで2-2とした。
そのまま試合は終了し、マドリーはベリンガムのゴールで勝ち点「1」を手にしている。
この結果、マドリーは勝ち点「32」で首位をキープ。バルセロナとの勝ち点差はわずか「1」となった。