サッカー日本代表は2025年内の活動を終えた。鈴木淳之介や佐野海舟、早川友基らが新たに評価を上げるなど、来年のFIFAワールドカップ(W杯)に向けたサバイバルは激化している。一方で、期待されながらも、なかなか声がかからなかった選手も多い。今回は、2025年、結局招集なしに終わってしまった10人を紹介する。※データは11月24日時点の『Transfermarkt』を参照[5/5ページ]
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DF:小杉啓太(こすぎ・けいた)
生年月日:2006年3月18日
所属クラブ:ユールゴーデンIF(スウェーデン)
2025リーグ戦成績:28試合0得点5アシスト
小杉啓太は、湘南ベルマーレユースから直接欧州行きを果たした異色の経歴の持ち主だ。
今季、スウェーデンのユールゴーデンIFでは主力の左サイドバックとして28試合に出場して5アシストをマーク。サッカー日本代表に選出されてもおかしくない成績を残していたが、2025年内に招集レターが届くことはなかった。
19歳の若武者はスウェーデンで旋風を巻き起こし続けている。
2024年3月にユールゴーデンへ完全移籍で加入すると、昨季はスウェーデン1部リーグで14試合に出場して1得点1アシスト。移籍初年度かつ18歳の選手としては十分な結果だったが、今季はさらに出場試合数と個人スタッツを伸ばしている。
2025年の森保ジャパンでは、史上4番目の若さ(18歳237日)でA代表デビューを飾った佐藤龍之介が大きな注目を集めた。
佐藤がアピールの機会を掴む一方で、欧州の厳しい環境で結果を出している小杉にはなぜチャンスが巡ってこなかったのだろうか。
可能性としてあり得るのは、森保ジャパンの基本布陣だろう。
小杉は4バックの左SBを主戦場とするが、現在の森保ジャパンでは3バックが基軸となる。プレーレベルや期待度とは関係なく、シンプルに使いどころがないのだ。
とはいえ、日本代表が今後も3バックを使い続けるとは限らない。
森保体制でもかつては4バックがメインシステムとして採用されていた。W杯前にオプションとして最終ラインを4枚にする可能性もある。
19歳の小杉には日本代表入りの機会が多く残されていると言っていいだろう。
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