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結局、呼ばれず…。サッカー日本代表、2025年“未招集”の10人。期待されながらも声がかからなかったのは?【Part2】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 サッカー日本代表は2025年内の活動を終えた。鈴木淳之介や佐野海舟、早川友基らが新たに評価を上げるなど、来年のFIFAワールドカップ(W杯)に向けたサバイバルは激化している。一方で、期待されながらも、なかなか声がかからなかった選手も多い。今回は、2025年、結局招集なしに終わってしまった10人を紹介する。※データは11月24日時点の『Transfermarkt』を参照[5/5ページ]
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FW:浅野拓磨(あさの・たくま)

マジョルカに所属するサッカー日本代表FW浅野拓磨
【写真:Getty Images】

生年月日:1994年11月10日
所属クラブ:マジョルカ(スペイン)
25/26リーグ戦成績:8試合1得点0アシスト

 森保一監督の“秘蔵っ子”が、サッカー日本代表からフェードアウトしかけている。

 浅野拓磨は2024年9月のバーレーン代表戦を最後に招集外が続いているのだ。

 サンフレッチェ広島時代に育まれた両者の関係性は、日本代表にも引き継がれた。

 森保監督は浅野の敏捷性やここぞという場面でゴールを決める勝負強さを評価し、浅野も森保監督の意図を汲み取りピッチ上で答えを出してきた。

 カタールワールドカップ(W杯)でドイツ代表を撃破した浅野の一撃は、日本サッカー界の歴史に燦然と輝き続けるだろう。

 しかし、“ドーハの歓喜”から時が流れて状況は大きく変わった。浅野は森保ジャパンから招集レターが届かないまま、1年以上の時を過ごしている。

 所属クラブで活躍しているにも関わらず日本代表入りが叶わない選手もいるが、浅野の場合はシンプルにマジョルカでのアピール不足が原因だろう。

 加入初年度となった昨季はラ・リーガ21試合で2得点1アシストと散々な出来に終始。今季もここまでリーグ戦8試合で1得点と、ストライカーの本分を果たせていない。

 森保ジャパンの攻撃陣はメンバーが固まりつつあり、強化試合の度に完成度を上げている。

 マジョルカで猛アピールをすれば滑り込みでのW杯メンバー入りもなくはないが、そもそも今季は試合終盤の途中出場が多く、チーム内での序列低下が顕著に表れている。

 現状では、来年の北中米W杯で浅野のプレーを見られる可能性は低いと言わざるを得ない。

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【了】

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