2026年に控えるFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会に向けて、世界中の代表チームが夢の舞台への出場を決めている。すでに48チームのうち42チームの出場が確定した中で、実力がありながらも出場が危ぶまれている強豪はどこなのか。今回は、W杯出場に黄信号が灯る強豪国を紹介する。(※成績は2025年11月25日現在)[2/5ページ]
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イタリア代表
監督:ジェンナーロ・ガットゥーゾ
最新FIFAランキング:9位
W杯欧州予選成績:6勝0分2敗
2014年大会を最後にFIFAワールドカップ(W杯)出場から遠ざかっているイタリア代表は、またしても“サッカーの祭典”と縁がないチームになってしまうのだろうか。
2026年大会に向けた欧州予選では、アーリング・ハーランドを筆頭にタレントが揃うノルウェー代表に大苦戦。
アウェイで行われたグループ初戦で0-3の大敗を喫すると、ホームで行われた最終戦も1-4で敗れた。
ノルウェー代表が全勝でグループIを首位通過したことでイタリア代表は2位で終え、16チームで4枠を争うプレーオフに回ることが決定している。
近年のイタリア代表からするとプレーオフはトラウマでしかない。
2018年大会に向けてはスウェーデン代表、2022年大会に向けては北マケドニア代表にそれぞれプレーオフで敗れており、W杯出場をかけた大一番で勝つことができていない。
今回は抽選の結果、プレーオフ1回戦で北アイルランド代表と対戦。勝てばウェールズ代表とボスニア・ヘルツェゴビナ代表の勝者と対戦することになる。
イタリア代表は今回のW杯予選でノルウェー代表以外には全勝したが、内容面では不安な試合も多く、かつては彼らの最大の武器とも言えた守備力にも不安を残す。
2006年のW杯優勝メンバーであるジェンナーロ・ガットゥーゾ監督は、プレーオフ敗退が続く負の連鎖を止めることができるのだろうか。
