サンフレッチェ広島は25日、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)リーグステージ第5節で成都蓉城と敵地で対戦。1-1で引き分けた。この試合で、同点弾を挙げたのがFW加藤陸次樹。そのゴールは、中村草太の一瞬の判断から生まれた得点だった。
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加藤陸次樹が同点ゴール
完全アウェイの雰囲気の中で、前半はやや押し込まれた広島。
それでも荒れたピッチで粘り強く戦い、前半はスコアレスで折り返す。
しかし、後半立ち上がりに微妙な判定で荒木隼人がPKを献上。これを確実に仕留められ、広島は1点を追う展開に。
すると、ミヒャエル・スキッベ監督は菅大輝と加藤陸次樹を60分に投入。この采配が見事に的中する。
63分、左サイドを突破した菅がライナー性のクロスを供給。
これをゴール前で胸で収めた中村が、左足を振り抜こうとしたが、一瞬の判断でラストパスに変更。
フリーで受けた加藤が見事に流し込み、ゴールネットを揺らした。
中村の冷静な判断と技術から生まれた鮮やかな同点弾だった。
その後、圧倒的に押し込んだ広島だったが、逆転ゴールを奪うことができず、1-1のドロー。
敵地で最低限の結果を手にした。
