2026年に開催されるワールドカップの組み合わせ抽選会は現地時間12月5日に行われる予定だ。サッカー日本代表としては、ポット1の対戦国が欧州勢か、それ以外の連盟の国と同組になるかどうかが一番重要になるかもしれない。英メディア『フォックススポーツ』が27日にオーストラリア目線で報じている。
——————————
サッカー日本代表、開催国と同組が一番良いとも限らない?
日本は11月に発表された最新のFIFAランキングで18位となり、史上初のポット2入りを果たした。
そのため、グループステージではクロアチア、モロッコ、ウルグアイ、コロンビアといった難敵と対戦することはなく、欧州勢ではスイス、オーストリアと同組にならないことを意味する。
一方でポット3には、欧州予選で全勝したノルウェーが入り、アーリング・ハーランドら攻撃陣の爆発力に誰もが警戒している。
ポット4のチームはまだ確定していないが、イタリアが欧州プレーオフを勝ち抜けば入ることになり、“死の組”を形成する確率が高くなる。
なお、同じ同盟の国が同組になることはないが、欧州に限り、1チーム入る組と2チーム含まれるグループが存在することになる。
そのため、ノルウェー、イタリアと同組になるという最悪のケースを避けるには、ポット1の対戦国が重要になりそうだ。
ポット1には、カナダ、メキシコ、米国の開催国。スペイン、アルゼンチン、フランス、イングランド、ブラジル、ポルトガル、オランダ、ベルギー、ドイツのFIFAランキング1位から9位が入っている。
日本としては、いずれかの開催国と同組になることが一番良いと思えるかもしれないが、必ずしもそうとは言い切れないようだ。
同メディアは、ポット2のオーストラリア目線で分析しており、「グループ突破への近道は、第4ポットの比較的弱いと思われる国を引き当てることだ」と主張している。
そのために、まず「第1ポットで欧州勢を引いた方が、第4ポットでこうした国々を引く確率は高まる」と説明した。
続けて「もし第1ポットで開催国を引いた場合、やや楽な相手となる代わりに、第4ポットで欧州勢と同組になる確率は上がる。
その場合、CONCACAF勢(キュラソー、ハイチ、あるいはプレーオフ経由の国)とは同組になれないため、欧州勢との対戦がほぼ不可避となる。
最悪のシナリオは、アルゼンチンまたはブラジルを第1ポットで引き、第3ポットではノルウェー、第4ポットではイタリアやデンマークといった強国が入ってくる“死の組”だ。
逆にスペインやフランスなどの強力な欧州勢を引けば、イタリアやデンマークと同組になる不運があり得たとしても、確率としては第4ポットの弱小国を引く方が高い。
フランス、チュニジア、デンマークという悪夢の組み合わせになる可能性もゼロではないが、そうなったら非常に不運だろう。
最高のシナリオは、第1ポットでカナダ、第3ポットでスコットランド、第4ポットでニュージーランドという形だ」と伝えている。
【関連記事】
英国人が見たサッカー日本代表対ボリビア「中村敬斗は非常に…」「冨安健洋の穴をよく埋めている」「イングランド代表も怖がる必要はない」
サッカー日本代表、ボリビア代表戦全選手パフォーマンス査定
W杯はもう絶望…? サッカー日本代表に呼ばれなくなった5人
【了】
