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アジア 6日前

日本の脅威にはならず…。韓国の“消えた天才”6人。早くから注目されるも、伸び悩んでしまった男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 若くして才能を披露して高く評価された選手が、そのままスター選手として活躍し続ける保証はない。怪我やプレッシャーに苦しみコンディションを落とす選手がいれば、ピッチ外での問題で活躍の場を失っていく選手も多い。今回は大きな期待を背負いながらも、大舞台から姿を消した韓国人選手を紹介する。[2/6ページ]
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FW:イ・ドンジュン

イ・ドンジュン
【写真:Getty Images】

生年月日:1997年2月1日
主な在籍クラブ:ヘルタ・ベルリンなど
現所属:全北現代モータース

 2021年3月に行われた日韓戦で冨安健洋への顔面エルボーで物議を醸したイ・ドンジュンは、欧州移籍以前、以後でパフォーマンスレベルに大きな差が生まれてしまっている。

 釜山IPパークに所属していた2019年に韓国2部でMVPに輝くと、蔚山現代に移籍した後の2021年にはKリーグで11ゴールを決めてベストイレブンに選出されていた。

 韓国有数の若手ウインガーとして評価を高めると代表でも常連となり、2022年1月にはヘルタ・ベルリンにステップアップしている。

 ところがドイツでは膝の怪我に悩まされ、1年間で4試合にしか出場することができなかった。

 最後の7ヶ月は一度もベンチ入りすることができないままヘルタ・ベルリンを退団すると、全北現代モータースに移籍する形で慣れ親しんだ韓国へと復帰した。

 しかし、母国復帰後もコンディション不良に悩まされている。

 すでに全北現代モータースでは構想外となっており、2024シーズン途中から金泉尚武へ期限付き移籍しているが、同シーズンは1ゴールしか決めることができていない。

 今季は10月まで同クラブでプレーし、29試合に出場。5得点2アシストをマークしている。

 全北現代モータースに戻ると、復帰後2試合目には逆転ゴールを奪っている。

 ドイツにも認められたウインガーは、Kリーグ首位のクラブでかつての輝きを取り戻すことができるのか。

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