明治安田J2リーグ第37節、V・ファーレン長崎対水戸ホーリーホックの試合が23日に行われ、長崎が2-1で勝利した。長崎のYouTube公式チャンネルは28日に、「MATCH CAM」と題して、水戸との決戦の舞台裏を公開した。
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J2“天王山”を制したV・ファーレン長崎。クラブが決戦の舞台裏を投稿
【写真:Getty Images】
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36節終了時点で、2位につける長崎(勝ち点66)が首位の水戸(勝ち点67)をホームに迎えた一戦。わずか1ポイント差という状況での“天王山”であり、水戸が勝利すれば優勝が決まるという状況だった。
6分、フリーキックの流れから、最後はDF新井一耀がゴールを決めて、長崎が先制に成功している。しかし、35分、MF山本隼大の得点でホームチームは追いつかれてしまった。
すると、63分、MF米田隼也がペナルティエリア内で倒されたことによりPKを獲得する。これを、マテウス・ジェズスが冷静に沈めて、長崎が貴重な勝ち越しゴールを奪った。
そのまま試合は終了し、2-1で長崎が勝利。この結果、最終節を前にして水戸をかわした長崎が首位に立っている。
長崎が公開した映像には、FWフアンマ・デルガドが試合直前にチームメイトに対して約1分間のスピーチを行う場面があった。
フアンマは、「今日、重要なのは今日だぞ」と切り出し、「7年かかってるから。この今日に懸けるために闘ってきているよ、俺たち。ここにいる選手たちがそれを背負っている。歴史作ろうぜ今日、俺たち全員で」と、チームメイトに熱く語っていた。
また、「全員が俺たちを支えてくれている。10時間、15時間、俺たちのユニフォームを買うために働いてくれている。今日、俺たちを応援してくれた人が明日、自分たちの仕事に戻った時に、俺たちのことを誇りに思ってもらえるように今日全員で闘おう」と、言葉を続けている。
長崎は、29日に徳島ヴォルティスとの最終節を控えており、勝利すればJ2優勝、そして悲願のJ1昇格が決まる。