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「スポーツ界で最悪の事件」ボリビアの国内カップ戦で“殴る蹴る”の大乱闘劇。合計17名が退場→警察が介入し催涙ガスが撒かれる

text by 編集部 photo by Getty Images

 ボリビアカップ準々決勝2ndLeg、レアル・オルロ対クルブ・ブルーミングの試合が25日に行われ、ブルーミングが合計スコア4-3で勝利した。ポルトガルメディア『RECORD』は26日に、試合終了後に乱闘事件が起きたことで、両チームの選手やスタッフ合わせて17名が退場処分になったことを伝えている。
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ボリビアの国内カップ戦で“殴る蹴る”の大乱闘事件

サッカーボール

【写真:Getty Images】

 1stLegはブルーミングが2-1で勝利しており、迎えた2ndLegは2-2の引き分けに終わった。そのため、合計スコア4-3でブルーミングが準決勝進出を決めている。

 同メディアは、「レアル・オルロの選手が相手チームの選手に近づき、対峙する様子がテレビ中継で映し出された」と前置きし、乱闘事件について次のように伝えた。

「ブルーミングの指揮官が自ら介入し、選手たちを引き離して事態が悪化することを防いだ。

しかし、フィールドの別のエリアで新たな衝突が発生した。この小競り合いがきっかけとなり、複数の選手の間でパンチや飛び蹴り、突きなどが飛び交う本格的な乱闘に発展している。

混乱の中、警察官が素早くピッチに入り、シールドで両チームを隔てる壁を作った。しかし、今度は両チームのコーチ陣が殴り合いを始めて、数人が地面に倒れ込んだことにより緊張はさらに高まったのだ」

 また、「警察が選手たちを解散させようと催涙弾を使用したことにより事態は悪化した。一部の選手とスタッフは抵抗を続けて、警察は彼らを鎮圧するためにより強力な手段を取ることを強いられた」と、警察が介入してもなかなか乱闘が収まらなかったことを報じている。

 テレビカメラにはブルーミングのコーチ陣とレアル・オルロの監督が揉める姿も捉えられていた。記事では、ブルーミングの監督、クラブのドクター、コーチングスタッフと選手7名、そしてレアル・オルロの選手4名と指揮官、クラブスタッフ2名の合計17名が退場処分になったことを伝えている。

 スペインメディア『as』もこの事件を報じており、「スポーツ界で最悪の事件。ボリビアで起きた残忍で大規模な乱闘」と、ボリビアカップの一戦での事件を取り上げていた。

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