英メディア『The Sun』は28日に、サッカー日本代表MF三笘薫が所属するイングランド・プレミアリーグのブライトンが、アカデミーの公式SNSで投稿した画像がきっかけとなり、“中国”に謝罪する事態に発展したと報じた。
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サッカー日本代表MF三笘薫が所属のブライトン、旧日本軍兵士の写真を投稿し物議
【写真:Getty Images】
現地で物議を醸しているのは、ブライトンアカデミーのX公式アカウントが投稿した写真だ。
同アカウントでは、旧日本軍兵士である故小野田寛郎氏と思われる写真を“サッカーゲームの選手カード”のようにしたものを、三笘とアカデミーの少年が持っている画像とともに、プレミアリーグ・クリスマス休戦トーナメントの参加を祝う言葉を投稿したという。
記事では、「ブライトンのSNSでの投稿が拡散したことで“大規模なPR危機”を引き起こし、中国に謝罪を余儀なくされた」と前置きし、次のように伝えている。
「この投稿は、1000万人のフォロワーを持つアカウントによって共有され、中国のソーシャルメディアサイト『Weibo』で急速に広まった。
(ブライトンの投稿を拡散した)アカウントは、東アジアの国のプレミアリーグファンにとって貴重な情報源となっている。
この投稿は“大規模なPR危機”と呼ばれ、反発を招いている」
中国から猛批判されたことにより、ブライトンアカデミーのX公式アカウントは当該投稿を削除し、次のような謝罪文を投稿した。
「プレミアリーグ・クリスマス休戦トーナメントへのアカデミーの参加に関する最近の投稿が、中国に対して不快な思いを与えたことをクラブは心よりお詫び申し上げる。
クラブは、中国におけるファンの皆様をとても大切に思っており、不快感を与える意図は一切なかった」
ブライトン男子チームには三笘、そして女子チームにはなでしこジャパンのMF清家貴子、MF角田楓佳、DF南萌華ら、日本代表選手が所属している。