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大炎上…。日本人に嫌われた外国人選手5人。一体どうして? 激しい怒りを買った原因とは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 サッカー界には、国境を越えてファンから愛される多くの名選手がいる一方で、度重なる問題行動で炎上してしまう選手もいる。彼らの行動はサッカー選手としてあるまじき姿勢だ。今回は言動やプレー、あるいは素行によって日本のサッカーファンの怒りを買い、いつしか嫌われてしまった選手たちを紹介する。※スタッツはデータサイト『Transfermarkt』を参照。情報は28日時点。[4/5ページ]
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DF:クル・ズマ(元フランス代表)


【写真:Getty Images】

生年月日:1994年10月27日(31歳)
現所属クラブ:CFRクルジュ(ルーマニア)

 実弟によるSNSの投稿から、クル・ズマはサッカーファンのみならず、全世界の人々から猛批判を受けることになってしまった。

 フランス出身のズマは、サンテティエンヌやチェルシーに渡り、2021年からはウェストハムでプレーしている。

 加入初年度の2021/22シーズンは第5節から先発の座を奪取。2021年11月の第11節リバプール戦では、プレミアリーグ初ゴールを記録するなど、レギュラーとして活躍していた。

 新天地で充実した日々を過ごしていたズマだったが、年が明けた2022年2月に問題行動が発覚する。

 画像や動画などを共有できる『snapchat』に弟のヨアンがとある動画を投稿。そこにはズマが猫に靴を投げつけたり、顔を平手打ち、蹴り飛ばしたりするなど、虐待する様子が映っていた。

 この動画がSNS上で拡散されたことで、RSPCA(英国動物虐待防止協会)がズマの行為に対する調査を開始する。

 複数の英メディアによると、最終的に兄弟は起訴され、ズマはテムズ治安判事裁判所から猫の飼育禁止(5年間)と約25万ポンド(約5000万円)の罰金支払いを命じられている。

 また、この問題を受けて『アディダス』はズマとのスポンサー契約を打ち切ることを発表した。

 それ以外にも、同選手は試合中に猫に関するチャントを歌われたり、インターネット上で人種差別的な誹謗中傷を受けるなど、大バッシングを浴びた。

 ペットフード協会が発表した全国犬猫飼育実態調査(2024年)によると、日本における猫の飼育頭数は約915万頭だった。

 特に猫の飼育が多い日本のサッカーファンにとって、ズマの行為は断じて許すことのできないものだったはずだ。

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