ドイツ・ブンデスリーガ第12節、バイエルン・ミュンヘン対FCザンクトパウリの試合が現地時間29日に行われ、バイエルンが3-1で逆転勝利を飾った。バイエルンに所属するFWルイス・ディアスは、後半終了間際に絶妙な動き出しから劇的逆転ゴールを決めて、チームを勝利に導いている。
——————————
バイエルンFWディアスが試合終了間際に劇的逆転ゴール
【写真:Getty Images】
ミッドウィークに行われたUEFAチャンピオンズリーグでは、アーセナルに今季初となる敗北を喫したバイエルン。
チームを率いるヴァンサン・コンパニ監督は、DFキム・ミンジェ、MFヨシュア・キミッヒ、FWハリー・ケインらを先発に起用した。
なお、ザンクトパウリに所属する藤田譲瑠チマは先発フル出場している。
6分、自陣でボールを奪われてしまったバイエルンは、カウンターの流れからFWアンドレアス・ホウントンジに先制点を決められてしまう。
それでも、44分にはラファエル・ゲレイロの得点で追いつくことに成功した。
後半に突入しても、バイエルンがボールを保持してザンクトパウリを押し込み優位に立っていたが、なかなか逆転弾を奪うことができずに時間だけが過ぎていく。
そのまま試合終了の笛を迎えるかと思われた後半アディショナルタイム、ルイス・ディアスがチームに勝ち点「3」をもたらす見事なゴールを決めた。
右サイドでボールを持ったキミッヒは、ゴール前の様子を確認するとクロスを送る。
これに反応したのがルイス・ディアスだ。
キミッヒのクロスに合わせてボックスの外から加速してゴール前に侵入すると、頭で合わせてネットを揺らしている。
試合終了間際でのまさかの失点に、ザンクトパウリの守護神も思わず苦笑いを浮かべていた。
その後、FWニコラス・ジャクソンがダメ押しとなる3点目を決めて、3-1でバイエルンが勝利した。