英メディア『The Sun』は11月28日に、サッカー日本代表MF三笘薫が所属するイングランド・プレミアリーグのブライトンが、アカデミーの公式SNSで投稿した画像がきっかけとなり、“中国”に謝罪する事態に発展したことを報じた。韓国メディア『スポーツ朝鮮』は29日に、この事件について伝えている。
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旧日本兵画像投稿で物議のブライトンに韓国メディアも怒り
【写真:Getty Images】
現地で話題となっているのは、ブライトンのアカデミーがX公式アカウントで投稿した写真だ。
同アカウントでは、旧日本軍兵士である故小野田寛郎氏と思われる写真を“サッカーゲームの選手カード”のようにしたものを、三笘とアカデミーの少年が持っている画像とともに、プレミアリーグ・クリスマス休戦トーナメントの参加を祝う言葉を投稿したという。
この画像は、中国のソーシャルメディアサイト『Weibo』を通じて拡散され、1000万人のフォロワーを持つアカウントも共有したことにより、ブライトンに批判が集まった。
中国の批判を受けて、ブライトンアカデミーのX公式アカウントは当該投稿を削除。その後、中国のサポーターに向けた謝罪文を投稿している。
『スポーツ朝鮮』は、「ブライトンはサッカーを愛する韓国ファンを無視するのだろうか」と前置きし、次のように述べた。
「『The Sun』の記事は大きな話題となり、“大規模なPR危機”と呼ばれ、反発を招いている。
(ブライトンの謝罪の投稿について)しかし、韓国ファンに対する謝罪はなかった」
また、7月にブライトンのユン・ドヨンがオランダ・エールディヴィジのエクセルシオールに期限付き移籍することが決まった際に、移籍発表を日本語で行った過去についても振り返り、「今回の問題もハプニングと見づらい」と指摘した。
同メディアは、「ユン・ドヨンが韓国人選手だということを知らなかったわけでもないのに、呆れるようなミスだ。
その事件が起きた4か月後には、第二次世界大戦当時の日本軍の写真まで投稿した。ブライトンには三笘が所属していることから、日本のファンのことしか考えていないのだろうか」と、言葉を続けている。