リバプールが来年1月の移籍市場で、アタランタに所属するブラジル代表MFエデルソンの獲得を検討しているようだ。同選手が加入する場合、非ホームグロウン枠を空けるために、32歳の日本代表MF遠藤航が放出される可能性があると、英メディア『アンフィールドインデックス』が2日に報じている。
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遠藤航、中盤補強なら立場が危うくなる?
遠藤の契約は2027年6月まで残っているが、アルネ・スロット監督のもとでは構想外と言えるような状態となっていた。
今季公式戦7試合に出場した中で、プレミアリーグにおいては36分間のプレーにとどまっている。
リバプールが連敗し、低迷している時期にも起用されなかった。
前節のウェストハム・ユナイテッド戦でも、リードしている状況で遠藤の出番はなく、“クローザー”としての役割が、今季は期待されていないことが浮き彫りとなっている。
すでにリバプールは中盤の補強を考えており、新たな選手をチームに迎えることを計画しているかもしれない。
同メディアによると、リバプールは移籍金2600万ポンド(約52億円)と推定されるエデルソンに注目しているという。
エデルソンについて、同メディアは「スロット監督が重要視する構造的なプレーやテンポ変化に適応できる選手とされており、データ面でも特長が際立つ。
とりわけ前進パスの数値が優秀で、90分あたり6.29回という数字はライアン・フラーフェンベルフより明確に上回っている。
今のリバプールが必要としているボールを前へ運べる中盤の条件に合致している。
それに加えて空中戦に強くフィジカル面でも申し分ないため、リバプールが注視する理由もうなずける」と評価した。
ただし、「非ホームグロウン枠の問題は無視できない。
プレミアリーグの登録枠には厳しい規定があり、国外選手を獲得する場合は誰かが枠を空けなければならない。
それ故に遠藤の去就も注目され、30代の遠藤が今後の入れ替え議論の中心になる可能性もある」との見解を示した。
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