2026年に開催されるワールドカップの組み合わせ抽選会は現地時間12月5日に行われる予定だ。それに先駆けて、様々な海外メディアが“死の組”などを予想しているが、重要なのは対戦国だけではない。試合会場も注目すべき要素であり、場合によっては猛暑の環境もある得ると、米メディア『レディフ』が2日に報じている。
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サッカー日本代表、重要なのは対戦国だけではない?
来年のW杯は2026年6月11日から7月19日にかけて開催される予定で、メキシコ、カナダ、米国の北米3カ国16都市で共同開催される。
広大な敷地面積を誇る米国の横移動と、3カ国に跨る縦移動は、選手たちの大きな負担となりそうだ。
それだけでなく、同メディアによると「特に米国開催都市の多くを占める中西部、南東部、南西部の一部では、6〜7月に極端な高温と高湿度に見舞われ、雷雨が日程に大きな影響を及ぼす可能性がある」という。
温度管理可能な可動式屋根付きスタジアムなら対策が取れるが、完全に屋外で行われるスタジアムなら、キックオフ時間の調整が唯一の対策となりそうだ。
ただ、それに関しても、同メディアは「時間設定も簡単ではない。
放送局は欧州・アジアの視聴者向けにゴールデンタイムでの放送を求めており、試合が現地の最も暑い午後に行われるリスクがある。
商業的要求と選手の安全をどう両立させるかは、今大会最大のパズルだ」と指摘。
出場国が従来の32カ国から48カ国に増加したことで、初出場のチームも増えた。
グループステージで“死の組”が誕生する可能性も低いと予想されている。
しかし、同メディアは「力の劣る国にとって、戦術面と同じくらい、暑さ対策が勝負を分ける。
優勝候補にとっても、対戦相手だけでなく、移動距離や気候といった消耗要因が決勝までの難度を左右するだろう」と予想した。
暑さに強いチーム、高地に慣れているチームがアドバンテージを発揮し、番狂せを起こすかもしれない。
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