FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会の組み合わせ抽選会が日本時間6日に行われる。運命の日に先がけ、今回はサッカー日本代表の対戦相手の中で、“最も厳しい”パターンをポッド1〜ポッド4のチームに分けてシミュレーションする。難敵ばかりのW杯だが、その中でも特にタフな組み合わせは――。※ポッド2は日本で固定[5/5ページ]
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ポッド1:ポルトガル代表
ポッド3:アルジェリア代表
ポッド4:北マケドニア代表(欧州プレーオフ勝者枠)
日本代表のFIFAワールドカップ(W杯)初出場は1998年のフランス大会。もはやアラサー世代ですらも日本が本戦に出場できなかった時代を体感していないと考えると、隔世の感もある。
8年連続8大会目の今回は、出場国を48か国に拡大して行われる初めての大会だ。
すっかり常連の日本も、多くのナショナルチームと対戦してきた。今や出場国の過半数が過去に相対したことがある。
しかし、いまだに国際Aマッチで一度も戦ったことがないチームもあり、ポッド1で言えばポルトガル代表がそれにあたる。
来年2月に41歳を迎えるクリスティアーノ・ロナウドがいまだチームの顔として健在なのは驚異的だが、キャプテンを支えるほかの選手にも優れたタレントが揃っている。
なかでも2024/25シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制したパリ・サンジェルマン(PSG)で活躍する面々は別格のクオリティと考えていいだろう。
ヴィティーニャ、ジョアン・ネヴェス、ヌーノ・メンデス、ゴンサロ・ラモスは今季も出番を確保できており、それぞれ結果も出している。
特にヴィティーニャはリーグ戦のアシストランキングで暫定トップ(2025年12月3日時点)を走っており、中盤から攻撃をけん引する存在だ。
2014年ブラジルW杯以来の出場を決めたアルジェリア代表も、国際Aマッチでは日本との対戦経験がない。
リヤド・マフレズやアイサ・マンディなどのベテラン選手がチームをけん引する一方、ライアン・アイト=ヌーリやイブラヒム・マザら若手帰化プレーヤーも存在感を高めており、世代を超えてチームが完成度を上げつつある。
欧州プレーオフを勝ち上がる可能性のある北マケドニア代表も、日本との対戦経験がない。
カタールW杯の欧州プレーオフでイタリア代表を相手に金星をあげたチームは、先のW杯予選でも大いにグループJをかき回した。
ウェールズ代表に7-1で大敗する一方、格上のベルギー代表には0-0のスコアレスドローに持ち込んでいる。
現地時間10月10日に行われた一戦では、バレンシア所属のGKストレ・ディミトリエフスキが躍動。相手の決定機をひたすらセーブし、クロス対応にも安定感を見せた。
守備で耐え忍び、隙を突いてネットを揺らす。それが功を奏したのがイタリア戦だが、日本もそういった戦い方に苦しめられてきた過去がある。
W杯初出場を目指してデンマーク代表などを退けなければならないが、北マケドニアが悲願を達成した暁には、不気味な存在感を放つだろう。
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