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クビ目前!? 欧州、解任ギリギリの監督5人。年越しまで持つ? ピンチに陥っているのは?

シリーズ:解任ギリギリの監督 text by 編集部 photo by Getty Images


リーズを率いるダニエル・ファルケ監督【写真:Getty Images】



 欧州各国リーグで2025/26シーズンが開幕してからおよそ4ヶ月あまりが経過した。チームを立て直すキッカケとなる冬の移籍市場の開幕が迫る中で、成績が伴っていないクラブでは監督の解任が続々と進んでいる。今回は、思うような結果が出ず苦しみ、解任の噂が出ている監督を紹介する。(成績は12月4日現在)[2/5ページ]
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ダニエル・ファルケ(リーズ・ユナイテッド)

ダニエル・ファルケ

【写真:Getty Images】

生年月日:1976年10月30日
今季リーグ戦成績:14試合4勝2分4敗(17位)



 リーズ・ユナイテッドはプレミアリーグ第14節で、上位争いを演じるチェルシー相手に今季最高の戦いを披露した。

 しかし、ダニエル・ファルケの解任が近いことには変わりがないだろう。

 このドイツ人指揮官はノリッジ・シティ時代を含めて3度プレミアリーグに昇格した実績がある。

 その一方で残留の実績はない。

 前所属のノリッジでは2019/20シーズンを最下位で降格し、再びプレミアリーグに昇格した2021/22シーズンは11月で解任に。

 結果的にチームは最下位でチャンピオンシップ(イングランド)に出戻りとなった。

 現在指揮を執るリーズでも同じようなルートを歩む可能性が否定できないだろう。

 チームが勝つためのプランが少なく、前線からの守備強度が緩まった瞬間に守備が崩壊する傾向にある。

 残留には必須と考えられるブロック守備の構築には大きな不安を残している。試合途中に流れを変える采配が少ないのも課題だ。

 プレミアリーグ第13節マンチェスター・シティ戦では交代策がハマったが、これはかなり珍しいケースだと言える。

 リーズは前回プレミアリーグに在籍していた2022/23シーズンに監督解任の時期を誤った。

 ジェシー・マーシュを冬の移籍市場が終わった直後の2月まで引っ張った挙句、遅すぎた監督交代で立て直すことができなかった。



 直近の強豪との2試合で希望の光を見出したファルケでシーズンを戦い抜くのか、前回の反省を活かして冬の移籍市場の前に監督を交代するのか。

 フロントには決断が迫られている。

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