
FIFAワールドカップ史上最悪の「死の組」とは【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ(W杯)2026の組み合わせ抽選会が現地時間5日に行われた。4年に1度の大舞台では、毎回のように「死の組」が誕生しており、今回もフランス、セネガル、ノルウェーという、実力的には拮抗したチームが同じグループに入った。では、過去の大会で最も強烈だった「死の組」はどこか。5選を紹介する。[1/5ページ]
——————————
カタールW杯(2022)のグループE

サッカー日本代表の堂安律【写真:Getty Images】
代表チーム:スペイン、コスタリカ、ドイツ、日本
サッカー日本代表も入ったFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会のグループEは、まさに「死の組」とも言える組み合わせだった。
スペイン代表とドイツ代表はサッカー界に名を残す数々の名選手が歴史を紡いできた強豪国であり、前者は2010年大会、後者は2014年大会と21世紀にW杯を優勝した経験がある。
彼らを率いるのは、ルイス・エンリケとハンジ・フリックという両国を代表する指揮官。大会前から優勝候補に名を連ねていた。
ただ、彼らだけが強いのであれば「死の組」とは呼べない。日本代表とコスタリカ代表はそれぞれグループリーグを突破した経験があり、2強2弱と言い切ることができない組み合わせだった。
実際に大会が開幕すると、日本代表を中心に波乱の連続となる。
サムライブルーは初戦でドイツ代表に2-1の逆転勝利を飾ると、第2戦コスタリカ代表戦で0-1の敗戦。
後がない第3戦で1勝1分のスペイン代表に2-1で勝利し、下馬評が決して高いとは言えなかった日本代表が死の組で首位に立った。
一方でグループ敗退となったのがドイツ代表である。
2位スペイン代表と勝ち点「4」で並ぶも、得失点差で大きく下回り3位に。2018年のロシア大会に続いて決勝トーナメント進出を逃した。