
FIFAワールドカップ史上最悪の「死の組」とは【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ(W杯)2026の組み合わせ抽選会が現地時間5日に行われた。4年に1度の大舞台では、毎回のように「死の組」が誕生しており、今回もフランス、セネガル、ノルウェーという、実力的には拮抗したチームが同じグループに入った。では、過去の大会で最も強烈だった「死の組」はどこか。5選を紹介する。[4/5ページ]
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南アフリカW杯(2010)のグループG

ポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
代表チーム:ブラジル、北朝鮮、コートジボワール、ポルトガル
FIFAワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で、「死の組」と呼ばれたのがグループGだ。
特に注目が集まったのが各チームの強烈なストライカーだ。そのメンバーはまさに豪華絢爛だった。
ブラジル代表には、前年に行われたFIFAコンフェデレーションズカップ(コンフェデ杯)で得点王に輝いたルイス・ファビアーノが最前線に君臨。カカやロビーニョら、アタッカーにも強烈なメンバーがいた。
コートジボワール代表にはアフリカ史上最高のFWであるディディエ・ドログバ、ポルトガル代表には世界最高の選手であるクリスティアーノ・ロナウドがおり、このグループから大会得点王が生まれても不思議ではない面々が名を連ねていた。
もうひとつのナショナルチームである北朝鮮代表にも、強烈なフィジカルでJリーグを席巻していた鄭大世が名を連ねており、FW同士のバトルに大きな注目が集まっていた。
大会が開幕すると、初戦から波乱の展開に。最終的には1-2で敗れたが、北朝鮮代表がブラジル代表と接戦を演じたのだ。
しかし、最終的な順位はブラジル代表、ポルトガル代表、コートジボワール代表、北朝鮮代表と順当な結果だったと言えるかもしれない。
コートジボワール代表からすると、大会前の日本代表との親善試合で骨折していたドログバが初戦のポルトガル代表戦でベンチスタートになるなど、エースが本調子でW杯を迎えることができなかったことが敗退の要因の1つに挙げられる。