
FIFAワールドカップ史上最悪の「死の組」とは【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ(W杯)2026の組み合わせ抽選会が現地時間5日に行われた。4年に1度の大舞台では、毎回のように「死の組」が誕生しており、今回もフランス、セネガル、ノルウェーという、実力的には拮抗したチームが同じグループに入った。では、過去の大会で最も強烈だった「死の組」はどこか。5選を紹介する。[5/5ページ]
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ブラジルW杯(2014)のグループD

コスタリカ代表のケイラー・ナバス【写真:Getty Images】
代表チーム:ウルグアイ、コスタリカ、イングランド、イタリア
FIFAワールドカップ(W杯)ブラジル大会のグループDは、ウルグアイ代表、イングランド代表、イタリア代表という3つのW杯優勝国が名を連ねる「死の組」となった。
当時のウルグアイ代表はルイス・スアレスとエディソン・カバーニの2トップを中心とした超攻撃的なチームを形成。FIFAランキングでは同組最上位の6位だった。
ロイ・ホジソン監督が率いるイングランド代表は、スティーブン・ジェラードとフランク・ランパードという同国の歴史に名を連ねる中盤の選手が集大成を迎え、ベスト16で敗退となった前回大会からの雪辱を狙っていた。
イタリア代表は2012年のユーロ(欧州選手権)で準優勝と、グループ敗退となった2010年大会から復活の予兆を感じられるチーム作りを行っていた。
だが、この強豪国揃いの「死の組」を首位で通過したのは、上記の3ヶ国ではない。
3強1弱の「弱」と考えられていたコスタリカ代表が、守護神ケイラー・ナバスを中心とした堅守で強豪国を苦しめた。
グループリーグ3試合で4ゴールに留まったが、失点はわずかに「1」。ウルグアイ代表に3-1、イタリア代表に1-0で勝利し、2連勝で決勝トーナメント進出を決めた。
一方でヨーロッパ勢のイングランド代表とイタリア代表がグループリーグ敗退に。イタリア代表は2大会連続で決勝トーナメント進出を逃し、同大会を最後にW杯出場から遠ざかっている。
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【了】