
プレミアリーグ、今冬に移籍しそうなビッグネーム【写真:Getty Images】
競争力の激しいプレミアリーグが間もなく前半戦を終えようとしている。多くのクラブが勝負の後半戦に向けてスカッドを整理し、ギアを上げることを模索していると予想される中で、1月にも新たに活躍の場を求める可能性が高いビッグネームは誰なのか。今回は、冬の移籍市場で移籍する可能性の高い選手を紹介する。※データは『transfermarkt』を参照。成績は12月12日時点[1/5ページ]
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FW:モハメド・サラー(エジプト代表)

リヴァプールのエジプト代表FWモハメド・サラー【写真:Getty Images】
生年月日:1992年6月15日
所属クラブ:リヴァプール
25/26リーグ戦成績:13試合4得点2アシスト
今冬の移籍市場で最も注目を集めているのが、リヴァプールのモハメド・サラーだろう。
エジプト代表FWは今年4月に2027年夏までの新契約を締結。契約が満了する予定だった今夏限りで退団する可能性もあった中での契約延長に、多くのサポーターが沸いた。
しかし、今シーズンは好不調の波が激しいクラブと同じく不安定なプレーが続いている。
リヴァプールで長らく縦関係を築いたトレント・アレクサンダー=アーノルドが退団したことによる裏抜けのボールが激減し、その上でドリブルなどのキレも好調時との比較では本調子とは言えない。
また、免除に近い守備における貢献度の低さからサラーの裏のスペースを相手に狙われるケースが多く、攻守のバランスが整わない要因の一つに。
自慢の得点力も昨季との比較では衰えが見えることから、アルネ・スロット監督はプレミアリーグ第13節から3試合連続でベンチスタートにする決断を下した。
サラーは不動のレギュラーからの突然の降格を受けて、12月6日に行われたリーズ・ユナイテッド戦後に物議を醸す批判的な発言をした。
「監督とは良い関係を築いていたが、突然何の関係もなくなった。僕がチームの問題だからと責任を押しつけられているように思う」。
彼はリヴァプールでチーム最高給となる4000万ポンド(約82億8000万円)の給与を受け取っており、チーム内でのパワーバランスを考えると、引き続きベンチを温めることは現実的ではない。
間もなくアフリカネイションズカップ出場のためチームを離脱するが、その期間に開幕する移籍市場でリヴァプールを去ることになるのだろうか。