ザンクトパウリは13日、ブンデスリーガ第14節でハイデンハイムとホームで対戦し、2-1の勝利を収めた。この試合では、サッカー日本代表MF藤田譲瑠チマが2アシストマーク。センスが光るパスでチームをリーグ戦11試合ぶりの勝利に導いた。
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藤田譲瑠チマが圧巻の2アシスト
17位のザンクトパウリが、16位のハイデンハイムをホームに迎えた一戦。
この日も先発メンバーに名を連ねた藤田は、35分に魅せる。
ゴールに背を向けた状態で、ボックス手前右でボールを受けた23歳は、ボディーフェイントとボールの置き所で相手の逆を突くと、前を向いてスルーパス。
これをマルティン・カールスが豪快に蹴り込み、ホームチームが先手を奪う。
しかし、前半終了間際に退場者を出し、ザンクトパウリは1人少ない状況に。
それでも53分、藤田が再びゴールを演出する。
カウンターの流れから自陣右サイドでボールを受けた背番号「16」は、一発で相手DFラインの背後へ絶妙なパス。
藤田のパスから抜け出したカールスが、冷静にゴール左隅に流し込み、貴重な追加点が生まれた。
2点のリードを奪ったホームチームは、64分に1点を失ったものの、このまま逃げ切りに成功。2-1でハイデンハイムを下し、第3節のアウクスブルク戦以来の勝点「3」を手にした。
藤田のセンス光るパスが、ザンクトパウリに白星をもたらした。
