エールディビジ（オランダ1部）のアヤックスが現地時間16日、アーセナルとの契約を7月4日に双方合意のもとで解除して以降、無所属の状況が続いていた27歳の冨安健洋を獲得したと発表。この一報を受け、オランダメディア『フットバルニュース』は16日、同選手の背番号に注目している。
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冨安健洋、新天地はアヤックス

　冨安はJリーグのアビスパ福岡でプレーした後、シント＝トロイデンVVでの海外挑戦を皮切りにボローニャ、アーセナルと順調にステップアップしてきた。

　2021年8月に加入したアーセナルでは、加入直後から主力に定着し、右サイドバックのポジションで躍動している。

　ただ、シーズン終盤にふくらはぎを痛めて長期離脱した期間もあった。

　その後、毎年のように怪我に悩まされる日々が続き、満足にシーズンを戦えた年は1度も無し。

　この問題を解決すべく、昨季は手術に踏み切り、1試合のプレーにとどまっている。

　そして、アーセナルでの生活に終止符を打ち、この約5カ月間はリハビリに費やしていた。

　再出発の地として選んだのはオランダ名門のアヤックス。

　アヤックスとは2026年6月30日までの短期契約を結び、ワールドカップイヤーに土壇場での代表入りを目指す事になった。

　同メディアは「この背番号32は、かつてアビスパ福岡に在籍していた頃にも使用していたナンバーだ。

　冨安は、アヤックス史上2人目の日本人選手となる。

　最初の日本人は、昨夏に加入した板倉滉だった。

　冨安はアヤックスでも、10年前にアビスパ福岡でデビューを果たした際に背負っていた背番号32を再び選択。

　ヨハン・クライフ・アレナでも、その番号と共に大きなインパクトを残す事を目指している」と伝えている。

　冨安は当時、高校2年生の16歳ながらアビスパ福岡に2種登録され、2015年10月14日に行われた天皇杯3回戦のFC町田ゼルビア戦で公式戦デビューを果たしていた。

　その思い入れのある背番号で、新たな章をアヤックスで築く事になる。

　初心に戻るという思いから、このナンバーを選んだのかもしれない。

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