
イングランド代表”当落線上”の5人【写真:Getty Images】
1966年の自国開催以来のFIFAワールドカップ(W杯)優勝を目指すイングランド代表の選手層の厚さは他の代表チームと比較をしても抜けている。スタメンはもちろん、26名の代表メンバーに入ることも至難の業だ。今回は、3月にサッカー日本代表との対戦も控えるトーマス・トゥヘル体制のイングランド代表で、現状W杯メンバー入りが“当落線上“となっている選手を紹介する。※データは『transfermarkt』を参照[2/5ページ]
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DF:マイルズ・ルイス=スケリー(アーセナル)

イングランド代表DFマイルズ・ルイス=スケリー【写真:Getty Images】
生年月日:2006年9月26日
市場価値:4000万ユーロ(約68億円)
代表通算成績:6試合1得点0アシスト
2025年3月にトーマス・トゥヘル監督の下でデビューを飾ったマイルズ・ルイス=スケリーは、一時は完全にイングランド代表のレギュラーを掴んだと思われていた。
初招集を受けた3月のアルバニア代表戦で先発出場すると、20分に先制ゴールを記録。ビルドアップでの貢献度の高さや対人戦の強さから守備でも重要な役割を担い、主力定着に向けてアピールに成功していた。
しかし、2025/26シーズンになると、所属するアーセナルで序列が低下してしまう。
イタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリにポジションを奪われたことで大きく出場時間を減らし、第16節終了時点でプレミアリーグでは先発出場の機会がない。
プレータイムを減らしたと同時に攻守の判断ミスも目立つように。イングランド代表には10月まで名を連ねていたが、11月の試合では招集外となった。
その理由についてトゥヘル監督は「代表合宿で上手くやるだけではなく、所属クラブで定期的に活躍しておかなければならない」と言及しており、FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会に向けてはアーセナルでのパフォーマンスが重要になりそうだ。
ルイス=スケリーが代表チームでの序列を下げた同じタイミングで、ニコ・オライリーが高いレベルのパフォーマンスを披露。アーセナルとマンチェスター・シティの若手選手の間で序列が入れ替わった。