
イングランド代表”当落線上”の5人【写真:Getty Images】
1966年の自国開催以来のFIFAワールドカップ(W杯)優勝を目指すイングランド代表の選手層の厚さは他の代表チームと比較をしても抜けている。スタメンはもちろん、26名の代表メンバーに入ることも至難の業だ。今回は、3月にサッカー日本代表との対戦も控えるトーマス・トゥヘル体制のイングランド代表で、現状W杯メンバー入りが“当落線上“となっている選手を紹介する。※データは『transfermarkt』を参照[5/5ページ]
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MF:モーガン・ギブス=ホワイト(ノッティンガム・フォレスト)

イングランド代表MFモーガン・ギブス=ホワイト【写真:Getty Images】
生年月日:2000年2月6日
市場価値:6500万ユーロ(約110.5億円)
代表通算成績:16試合3得点1アシスト
6500万ユーロ(約110.5億円)の市場価値を誇るモーガン・ギブス=ホワイトもイングランド代表の厚すぎる選手層を前に居場所を見つけることに苦戦をしている。
25歳のMFはプレミアリーグで2シーズン続けて2桁アシストを記録しているキック精度の高さに加え、ゴール前での嗅覚も兼ね備えている。
守備意識も高いことからどの監督からも重宝されるタイプの選手だ。
しかし、現在のイングランド代表はトップ下が激戦区である。
モーガン・ロジャーズやジュード・ベリガム、フィル・フォーデン、エベレチ・エゼ、コール・パーマーらが候補に名を連ねており、彼らの間に割って入ってFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会行きの切符を掴むことは難しいだろう。
ギブス=ホワイト自身も昨季との比較ではパフォーマンスレベルを落としており、11月の代表戦では選外となった。
ボランチのレギュラーに定着しているエリオット・アンダーソンとの連係が所属クラブで築くことができているのはポジティブな要素かもしれないが、ギブス=ホワイト自身がトップ下以外のポジションでプレーすることが難しく、ユーティリティの枠でも入ることは難しいだろう。
逆転でのW杯行きを達成するためには、昨季に近いレベルのパフォーマンスを発揮するしかない。
【著者プロフィール:編集部】
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