エールディヴィジ第17節が現地時間20日に行われ、NECナイメヘンはアヤックスとホームで対戦した。この試合では、佐野航大が圧巻のドリブルとクロスで先制点を演出。ステップアップが噂されるMFが、この日も輝きを放った。
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佐野航大の圧巻プレー
4位NECと3位アヤックスの上位対決。
ホームチームは、佐野とサッカー日本代表FW小川航基がスタメン入りし、塩貝健人がベンチスタートなった。
一方のアヤックスは、日本代表DF板倉滉が先発メンバーに名を連ねた。
開始早々3分、佐野の見事なプレーからNECが先手を奪う。
左サイドで張ってボールを引き出した23歳は、ボックス手前までドリブルで運ぶと、右足アウトサイドで相手選手を交わして、ゴール前へクロス。
インスイングで放たれた質の高いボールを小川が頭で合わせたが、GKに阻まれてしまう。
それでもこぼれ球を元浦和レッズのFWリンセンが粘り強く押し込んで、先制ゴールが生まれた。
気の利いたポジショニングでボールを受けた佐野が、鮮やかなドリブルと高精度の右足でゴールを演出した、圧巻のプレーだった。
その後、前半の内に試合をひっくり返されたホームチームだったが、後半立ち上がりにサミ・ウィッサのゴールで同点に。
59分には同点弾を挙げたサミ・ウィッサが退場処分を受けたものの、このまま2-2で試合終了。上位対決は引き分けに終わった。
佐野はフル出場し、小川は塩貝と交代する63分までプレー。アヤックスの板倉はフル出場した。
