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獲得を後悔…。プレミアリーグ、今季のガッカリ新戦力5人。このままだと大失敗補強…期待を裏切るのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

プレミアリーグ、今季のガッカリ新戦力5人【写真:Getty Images】



 移籍市場で大金が動くプレミアリーグは、毎シーズンのように期待の新戦力がチームに加わっている。しかし、必ずしも成功するとは限らず、期待に応えるような選手もいれば、適応に苦しむ選手もいる。今回は、およそ半分の試合を消化した2025/26シーズンのプレミアリーグで適応に苦しんでいる新戦力を紹介する。(成績は2025年12月21日時点。データは『transfermarkt』を参照)[4/5ページ]
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FW:リアム・デラップ

チェルシーFWリアム・デラップ
チェルシーFWリアム・デラップ【写真:Getty Images】

生年月日:2003年2月8日
所属クラブ:チェルシー
移籍金:3550万ユーロ(約60.3億円)
25/26リーグ戦成績:8試合0得点0アシスト


 近年のチェルシーは元マンチェスター・シティの人材を多く集めている。

 そのキッカケとなったのが、マンチェスター・シティのユースでリクルートを担当していたジョー・シールズ氏のフロント入閣で、コール・パーマーやロメオ・ラヴィアがその代表例だ。

 選手だけでなく、ジョゼップ・グアルディオラのもとでユースの監督およびトップチームのアシスタントコーチを務めていたエンツォ・マレスカも、彼の入閣以降に指揮官に就任した。

 彼らと同じような流れで、2025年夏に元マンチェスター・シティのリアム・デラップを獲得した。

 ロリー・デラップを父に持つイングランド人FWは、マンチェスター・シティのユース時代にマレスカの下でプレーした経験がある。そのことから、スムーズにチームに適応できると考えられていた。

 加入直後に行われたFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)では複数の得点に絡んだが、2025/26シーズンは大苦戦。ここまでプレミアリーグでは8試合で1得点にも絡むことができていない。

 その要因の1つが度重なる怪我だ。9月にハムストリングを痛めておよそ2ヶ月の離脱を余儀なくされると、12月6日に行われたボーンマス戦では肩を負傷した。

 稼働できる期間のプレーの質が高ければ擁護できるが、10月末に行われたウルブスとのカラバオカップ(EFLカップ)4回戦で途中出場にも関わらず不用意なプレーで退場するなど、足を引っ張る場面も多い。



 現状は攻撃面で違いを作ることができておらず、同じく夏に新加入のジョアン・ペドロに負荷がかかり続けている。

 今シーズンにタイトルを獲得するためには新エース候補として期待されるデラップの活躍が欠かせないだろう。

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